今までの私は、父がウイスキー好きだった事もあり、ウイスキーというとオジサンが飲むお酒というイメージを持っていましたが、アメリカにきてバーボンを飲んで驚きました。甘めの風味があり、カクテルにしても美味しいし、そのままで飲んでも甘さが感じられて美味しいんです。ウイスキーが苦手という方も、バーボンを飲んでみると、ウイスキーの印象が変わるかもしれないです。 

 

蒸留酒と醸造酒の違いとは? 二日酔いしにくいお酒ってどちら??ウイスキーとバーボンの違いとは?で、この2~3年で私が最近バーボンにハマりつつある事を書きました。

 

せっかくバーボンの聖地アメリカにいるので、Labor Day(9月2日)の3連休でケンタッキーに行ってきました音譜

 

  気候

ケンタッキー州インフォメーションに詳しく載っていたので参考にしました。

 

私たちが行った9月初旬の最高気温は8月31日が33℃、9月1日が30℃、2日が27℃でした。私が住んでいるカリフォルニアは最高気温が同じ時期で40℃前後なので、気温だけ見ると、涼しいイメージですが、ケンタッキーは湿度があったので、カリフォルニアにいるよりも暑さを感じましたあせる

 

蒸留所巡りは、ワイナリー巡りに比べて、外を歩く機会が多かったので、お水などの飲み物を持って行く事をオススメします。

 

  Kentucky Bourbon Trail

Kentucky Bourbon Trailとは、ケンタッキーにある有名どころの蒸留所を巡るツアーで、今から25年前の1999年にKentucky Distillers' Association (KDA) によって作られました。当初は7蒸留所からのスタートでしたが、2024年9月現在では47蒸留所が参加しています。

 

ツアーといってもガイドが引率してくれるようなものではありません。ケンタッキーにある蒸留所の地図や行き方などを細かく記してくれており、それを参考に蒸留所を巡っていくセルフツアーで、自分のペースで周れます。

 

以前は、登録された蒸留所に行くと、Kentucky Bourbon Trail Passportにスタンプがもらえたのですが、2024年7月でそのシステムは終わっています。詳細は、こちらから。

 

自分でルートを決めて、考えるのが面倒な方にはバスツアーがオススメです。ガイド付きのバスで効率的に蒸留所を巡ってくれます。お金に余裕のある方は、ゴージャスなリムジンツアーもあります。

 

  行く事を検討した蒸留所

カリフォルニアワイン=Napaと認識され、ワイン好きがNapaに集まるように、ケンタッキー州はバーボンの産地として世界的に知られ、多くの蒸留所が点在しています。有名な蒸留所も多く、そこでバーボン作りの技術を見学し、バーボンの豊かな歴史を学ぶ事ができます。

 

行きたい蒸留所はたくさんあったのですが、今回の旅は2泊3日。しかも行きたい蒸留所は人気所ばかりで予約が取りづらく、場所も点在していて行ったり来たりすると時間とお金がかかるので、プラン作りは難航しましたあせる

 

蒸留所見学を検討したのは以下11軒で、その他にもLouivilleにある蒸留所やアンテナショップも検討したので20軒くらいが候補に挙がりました。その中で実際に行ったのはピンクでハイライトした4軒です。5軒ハイライトされていますが、2番と3番は同じ場所なので、訪れたのは4軒になります。

  1. Evan Williams Bourbon Experience, 528 W Main St, Louisville, KY 40202
  2. James B. Beam Distilling Co., 568 Happy Hollow Rd, Clermont, KY 40110
  3. Knob Creek Bottling Plant, 491 Happy Hollow Rd, Shepherdsville, KY 40165
  4. Bardstown Bourbon Company, 1500 Parkway Dr, Bardstown, KY 40004
  5. Barton 1792 Distillery, 300 Barton Rd, Bardstown, KY 40004
  6. Heaven Hill Bourbon Experience, 1311 Gilkey Run Rd, Bardstown, KY 40004
  7. Maker's Mark Distillery, 3350 Burks Spring Rd, Loretto, KY 40037
  8. Four Roses Distillery Visitor Center, 1214 Bonds Mill Rd, Lawrenceburg, KY 40342
  9. Wild Turkey, 〒40342 Kentucky, Lawrenceburg, Versailles Rd
  10. Woodford Reserve Distillery, 7785 McCracken Pike, Versailles, KY 40383
  11. Buffalo Trace Distillery, 113 Great Buffalo Trce, Frankfort, KY 40601

 

  蒸留所巡りプラン

当初の案だと、上の中から6蒸留所を巡り、1泊目をLaurencevurg、2泊目をBardstownで泊まるプランを考えました。このプランだと、行きたい蒸留所には多く行けるのですが、1泊目も2泊目も宿泊地が小さい町なので、食やナイトタイムがあまり楽しめないプランでした。

 

LexingtonやLouisville等の大きな街だと、食とナイトタイムが楽しめます。行き帰りの空港がLouisvilleなので、最低でも1泊目か2泊目をLouisvilleで過ごせるようにプランを立て直し、あらためて蒸留所巡りを計画し、4蒸留所を巡るプランを作成し、今回は蒸留所も楽しみつつ、食も楽しめるプランができました!!

 

  今回のプラン

いつもExcelで旅のしおり的なものを作って、夫にも送っています。

 

今回は8月30日(金)11:55pmに最寄りの空港を出発し、シカゴを経由してケンタッキーに向かいました。初日は午後半日が使える予定だったので、Four RosesとMaker's Markを見学し、Bardstownに泊る事にしました。

 

2日目は、ホテルをユックリ目に出発し、Bardstown Bourbon Companyのレストランで軽く食事をしてから、Bardstown Bourbon CompanyとJim Beamを見学し、Louisvilleに移動し、とことん遅くまで遊ぶプランにしました。

 

戻りは9月2日(月)03:07pmの飛行機なので、午前半日が使える予定でした。LouisvilleダウンタウンにあるEvan Williams Bourbon ExperienceもしくはOld Foresterに行く事も考えたのですが、どちらも予約がいっぱいだったのと、ケンタッキーは美味しいレストランが充実しているので、食を楽しむ日にしました。

 

飛行機は行きも帰りも経由便です。私が住んでいる場所は、直行便があまりなく、今回も経由便となりました。経由便を選ぶ際のポイントは、ラウンジの有無と料金をポイントにして選んでいます。シカゴはFlagship Lounge、シャーロットにはAdmirals ClubとCenturionがあり、料金も最安値だったので、このルートにしました音譜

 

 

  移動手段

ケンタッキーはナパ以上に広く、蒸留所が近くに集まっていないので、移動は車になります。しかもケンタッキーは歩道が少なく、直線距離で近くても、歩くとなると迂回コースになり徒歩2時間あせる車移動しか選択肢がありません。

 

蒸留所巡りをするので、今回もライドシェアをメインに利用です。ライドシェアの使い方については、アメリカの配車アプリLyftの使い方&Uberとの違いをご覧ください。

 

ライドシェアをメインに利用と書いたのは、田舎に行くとLyftもUberもいないケースがあり、今回がまさにそのケースでした。Lyft/Uberが捕まらないエリアではタクシーを利用しました。

 

Maker's Markまで行くLyftはいますが、Maker's Markに迎えに来てくれるLyftがいません。車がいないので、待ち時間が長く、料金もトンデモナイ事になっています。$100も$200も、Lyftでは、なかなか見る事がない数字です。

 

 

Maker's Markのツアーが終わり、4時過ぎにLyftとUberでPick Upを試みましたが30分経っても車が見つからず、Maker's Markが閉まってしまう5時前に受付で相談したら、「ここにはLyftは来ないから、タクシーを呼ぶしかない」と言われて、電話番号を教えてもらいました。

 

タクシーは、①Lyftのように金額が明瞭ではない(ぼったくられる可能性もある…)、②どこに車がいるのか、③どのくらいで迎えに来てくれるのかハッキリと分からない、ので利用は避けています。更には④電話しないといけないので、英語が苦手な人にとってはハードルが高いかもしれません。

 

しかしながらLyftが来てくれないし、歩いてホテルに行ける距離でもないので、Taxiを呼びました。30分くらいで来てくれると言うので、待ち合わせポイントで待っていました。30分経ってもきません…Taxi会社から連絡もありません。40分くらい待って電話したら、途中の道で事故があり迂回して向かっていると言われ、待ち続け、気が付けば1時間ガーン1時間経っても、まだ着ません。Maker's Markも閉店し、扉も閉まってしまい、たくさん停まっていた車も駐車場から全ていなくなり、遠くには雷の音が聞こえてきましたあせるとりあえず、見つけてもらいやすいようにMaker's Markのゲートまで移動して、更に30分待っていたら、2台の車が停まってくれました。

 

停まってくれたのはMaker's Markのスタッフと、通りすがりの人でした。通りすがりの人はTaxi会社にもう一度、電話してくれて、更にはMaker's Markのスタッフと顔なじみだったのか、スタッフに閉めたはずの建物のドアを開けてくれるよう交渉してくれて、建物まで彼らの車に乗せて私たちを連れて行ってくれました。Maker's Markのスタッフは快く建物の中に入れてくれて、更には私たちがずっと外で立って待っていて疲れてるだろうからと、彼女が駐車場で待つと言ってくれました。もちろん、それは申し訳なさすぎるので断りましたが、Taxiが全然こない不安などが、彼らの優しさで吹っ飛んでいきました笑い泣き

 

結局、1時間半が経った頃にTaxiがきてくれましたムキー

 

翌朝、BardstownのホテルからLyftと、Bartdtown Bourbon CompanyからJames B. Beamへの移動時もLyftがなかったので、Taxiになりました。今回は時間通りに来てくれました音譜

 

James B. BeamからLouisvilleのホテルまではLyftがあったのですが、タクシー会社の人がJames B. Beamのツアー終了に合わせて迎えに来るよと言ってくれたので、予約でお願いしました。今回はタクシーを4回利用しました。

  1. Maker's MarkからBardstownのホテル
  2. BardstownのホテルからBardstown Bourbon Company
  3. Bardstown Bourbon CompanyからJames B Beam
  4. James B BeamからLouisvilleのホテル
2~4で利用したTaxi会社は、Bardstown City Taxiで、電話番号は502-460-7066です。ドナという女性のドライバーがすごく良かったです。

 

  まとめ

ケンタッキーの基礎情報、今回のプランを簡単に書いてみましたが、長くなってしまったので、実際の見学などについては、この後のブログで書いていきます!!