と感じたことのある私は、このお母さんの気持ちが痛いほど分かります。

「この子と一緒に」と思ったのは、我が子が大好きだから、この子を残して死ぬことはできない、と当時の私はそう思っていたからです。

つい先日の講演で、母親の自殺や、虐待、無理心中に至るまでの経緯と、それらを解決する方法をお伝えしたばかりでした。

産後指導士の産後ケアもそのひとつです。

解決できる方法があるのだから、それを誰もが実践できる世の中になることを願います。

「大変だよね。辛いよね。」と共感することも大切、それだけで救われる人だっている。

けど、私は、それだけでは、むしろ、「社会に見捨てられた」と感じてしまった人です。

「もうこれ以上、一人で子育てができません。」
と泣きながら保健師さんに相談したとき、話は聞いてくれたけど、わたしを助けてくれる具体的な手段や支援はなかった。

その事実を知って、わたしは愕然として、「私と息子は、この社会に、この日本に捨てられた。夫にも社会にも見捨てられたんだ、こんなに辛いなら息子と一緒に消えてしまおうか。」と、思ってしまったのです。

そのあと、運良く産後ケアに出会えたおかげで、今の私がいます。

どうか、この日本が、優しい社会になりますように。

ひとりひとりに何ができるかを、ちょっと立ち止まって、考えてみる、なんでそうなるのか、知ってみることから、ぜひ始めてもらえると嬉しいです。



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