no.71 びって | 女性が「笑顔」で過ごせれば世の中すべてうまくいく    〜自分とのつきあい方わかるきっかけになるブログ〜

女性が「笑顔」で過ごせれば世の中すべてうまくいく    〜自分とのつきあい方わかるきっかけになるブログ〜

家族・恋人・友人そして自分とのつきあい方がわからなくなった時少し、気持ちが楽になる・・・そんなブログを日々更新中

 

小学校3年生の後半

 

初恋をしました

 

幼稚園の頃から好きな子はいました

 

でも

 

誰かのことを思って泣けちゃうことは初めてでした

 

好きから恋へ 自分の心が成長した年です

 

ふざけあうこともできて

 

でも優しさを感じることもできました

 

だから

 

好きな気持ちを伝えたくて

 

手紙を書きました

 

文面は

 

くやしいけど好き

 

です

 

あれから35年の月日が流れていても

 

何故しっかりと覚えているかといえば

 

我ながら赤面するような気持ち悪い文章だと思うからです

 

そりゃ これから書くようなことが起こっても仕方ないか

 

大人になった今ならわかります

 

その手紙を渡した次の日から

 

私はその子から

 

びって

 

そう呼ばれることになりました

 

びって びって

 

そして避けられるようになりました

 

周りの男の子も遠巻きながらも笑っていました

 

私はこの状況をなんとかしたくて

 

先生に個別で相談しました

 

「〇〇くんからびってと呼ばれています。

 

嫌だからなんとかしてほしいです」

 

次の学級会の時間

 

悲劇が起きました・・・

 

「今、このクラスでイジメが起こっています」

 

「嫌な思いをしている子がいます」

 

「竹松さん(私の旧姓)、〇〇くん立ってください」

 

「竹松さん、〇〇くんから何をされていますか?」

 

公開処刑の始まりです

 

「・・・〇〇くんからびってと呼ばれています」

 

「〇〇くん、それは本当ですか?」

 

「・・・・本当です」

 

「〇〇くん、びってとはどんな意味ですか?」

 

「・・・汚いとか、ばっちい、気持ち悪いっていう意味です」

 

「竹松さん、○○くんからびってと呼ばれて

 

 どんな気持ちですか?」

 

「・・・嫌な気持ちです」

 

皆さん、もうお気づきだとは思いますが

 

この時の私には

 

〇〇くんのびって事件以上の大事件が勃発しています

 

クラスメートの前で立たされて

 

生徒全員に汚い、ばっちい、気持ち悪い人認定を

 

再確認させられているのです

 

助けを求めた先生の手によって・・・

 

人生で初めて

 

善魔 を認識した瞬間でした

 

「はい!皆さん、今竹松さんはどんな気持ちだと思いますか?」

 

みんなの意見聞く時間・・・

 

「はい!じゃあ〇〇くん、竹松さんに謝りましょう」

 

「・・・ごめんなさい」

 

「・・・。・・・。はい、わかりました・・・」

 

「はい!これで仲直りです。みんな仲良くしましょうね〜」

 

きっと今なら考えられないことかもしれませんが

 

当時の先生には悪気は全くなかったと思います

 

そしてこんなことがまかり通る時代でした

 

先生のこと嫌いになったか?

 

それが嫌いになっていません

 

むしろその先生は好きな先生でした

 

屈辱的に辱められましたが

 

先生が私の味方をしてくれたことも認識はしてました

 

気まずさは残りながらも

 

〇〇くんとの関係もこれ以上悪くなることはありませんでした

 

ただ

 

誰かに自分の大切な何かを相談することは無くなりました

 

今でも本当に困っていることはあまり人に言えません

 

自分が大切にしていることと

 

相手が大切にしなければと思っていることが

 

同じとは限らないことを知っているので。

 

そして

 

悪気のない一言で傷つくこともあるし

 

傷つけることもあるからです

 

大小様々な経験をし

 

何考えてるかわからない人

 

そう言われるようになって

 

今では

 

何を考えているかわからない人

 

そう思われていることがわかる大人になったので

 

できるだけ自分の考えていることを伝えるようにしています

 

だから

 

人によってはすごくオープンな人と見られるようになりました

 

でも考えは伝えても思いを伝えることは

 

今も苦手なので

 

誤解も満載に受けます

 

・・・ということがわかるようになったので

 

距離感を大切に自分を守ってます

 

それでも時に失敗します

 

あぁ

 

愛おしいや自分

 

善魔ほど厄介なものはありません

 

善魔になっている自分がいないか

 

善魔に飲み込まれている自分はいないか

 

出来るようになる前に

 

まずは知っていることの大切さを

 

ちゃんと大切にしたいです