過剰でもなく
押しつけでもなく
見返りを求めるものでもなく
ただ何気ない親切や
本当に善意や親愛からの親切であっても
すみません!と謝ってしまったり
どうしたらいいのかわからなくなったり
つい反発してしまったり
と
「人の親切」が苦手だ
と
思っていませんか?
これらは
親の行動を見て学んだ鵜呑みや
低い自己重要感の問題が
関係しています。
今日は、「人の親切が苦手」について
書いてみますね。
人に親切にされるのが苦手
人に親切にされたり
優しくされるのが苦手な人には
その理由が
居心地が悪く不安になる
申し訳ない気持ちになる
何か返ささなければ!と焦る
という人や
バカにされた、見下されたと感じて腹が立つ
何か裏があるのでは?と疑う
という人もいます。
人に親切にされて
このような態度でいると
相手には不快感や違和感を抱かせてしまって
良好な関係を築けません。
また
人の親切が苦手な人は
自分が人に対して親切にすることにも
◎思いやりや情で人に親切にできない
◎自己犠牲的な親切をしてしまう
◎余計なお節介をしてしまう
など
問題を抱えやすいです。
人の親切が苦手な人には
苦手になった原因があります。
それは
1.鵜呑み
2.低い自己重要感
です。
鵜呑み
子どもは、親の言動を見て
親の価値感や信念などを自分にも
取り入れます。
これを「鵜呑み」と言います。
・親が人の親切を素直に受け取らない人だった
・親切心を徒(あだ)で返された親を見ていた
・親が外では親切顔でいて、家では罵詈雑言を言うような
二面性のある人だった
・親が過剰にお返しをする人だった
など
「人の親切」について
親と同じ価値観や信念、行動パターンを
自然に自分の中に取り入れたのです。
また
幼い頃の親や周りの人からの振る舞いが
共感性や思いやりに乏しかったり
暴言・支配的だったりすると
人に親切にする
人に優しくする
という関わりを体験できないので
このような場面に
居心地の悪さや不安を感じるように
なってしまいます。
低い自己重要感
そして
幼い頃の親や周りの人からの振る舞いが
共感性や思いやりに乏しかったり
暴言・支配的だったりすると
自分なんか人に親切にしてもらえるはずがない
と
低い自己重要感や否定的なセルフイメージを
持ってしまって
人の親切を素直に受け取れなくなってしまいます。
人の親切を受け取り、人に与える
人の親切を受け取らなくても
人に親切にしなくても
生きていくことには別に何の問題もない
かもしれませんが
それでは
殺伐とした、人間味のない
人間関係ではないでしょうか?
幼い頃の自分への扱いに傷ついた心を癒し
自分なりの価値感を育て直すことで
自然に人の親切を受け取って
また
人への親切を与える
ということが出来るようになります。
それは
自然にお互いを思いやる関係性を築くことに
つながっていくでしょう。
では、また。
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