こんにちは。
北九州、心理と子育てのセラピールーム
【こころのまど】の心理セラピスト 待鳥智美です。
 
リトリーブサイコセラピー®という
心理手法で「本当に望む自分を取り戻す」
心理セラピーセッションをしています。

 

 

今日の我が家は、部屋の壁を付ける工事が行われています。

2つのドアの間に壁を作ります。

それぞれ息子たちの部屋になります。

「みんな一緒じゃないと、眠れないぐすん
と言っていた息子(長男)も、
「早く自分の部屋が欲しい」
と言うようになりました。

「誰がお母さんの横で眠るか?」という争いを
眠る前の儀式のように兄弟で繰り返していた頃を
懐かしく思います照れ


次男は、バレンタインデーのチョコを誰から

もらったのか、去年までは、教えてくれていた

のに、今年は「教えたくない」と言うようになりました。

恥ずかしさや、相手の気持ちを受け取るという

意識が出て来たようです照れ


子どもは、だんだんと『自分の時間』『自分の空間』

『自分の気持ち』『自分の友達』など
『自分』というものを大切にするようになって行く。


お腹の中から生まれてしばらくの

『ぴったり一緒』から、
ハイハイ、よちよちへの『手が届く』範囲へ、
それから
歩いて行ける『目の届く』範囲
そして『目の届かない』範囲へと
子どもの行動範囲は広がる。
『母子一体感』から『母子分離』、

そして『自立』へと進んでいく。

 


子どもの「外はどうなっているのだろう?」

「何があるんだろう?」という探求行動が

広がって行くには、
何か危ないこと、こわいこと、不安なことが

あったらすぐに戻れる安全な場所、
戻ってたら受け入れてくれる温かい場所が必要。

それが【お母さん】=【安全基地】
(お母さんだけではありませんが)

安全基地は、安定した愛着を築くのに

必要不可欠なもの。
十分に愛情を育んで、いつでも戻れる

安全な基地があるからこそ、

外への興味、探究心、行動力が育って行く。




だけど、それらが育って行くのに気づくこと、

受け止めること、見守ることが出来ないと、

どうでしょう?

「それは危ないから」
「あなたには無理だから」
「あなたには合わないから」
「あなたのため」

「お母さんの言う通りにしておけばいいのよ」

何だかんだ言っても、それは
「お母さんが不安だから」
「お母さんを一人にしないで」
ということであふれている。

そして、子どもが何か不安を抱えていたら

「だから、やめときなさいって言ったのに」

「何にもできないのね」

「お母さんは、知らないから」

と、不安を受け止めるということを

してあげない。

 


もう、基地は安全、安心な場所では

なくなっているのです汗



お母さん自身は無意識なのだろうけど、

【お母さんの不安】を抑えるための行動を

とっているお母さんが、多いことを感じます。

子どもが一人でやりたいことにストップをかける、
子どもの日記を見る、
子どもの友達の親に文句を言う、
子どもの友達関係に口を出す

など、あふれていますね。


子どものことは、何でも知っておかなくては!
私が、この子のことは一番わかってる!
この子が失敗しないように!
(あなたのためよ)

あなたが頼りなの
お母さんは、あなたの味方よ
(あなたもお母さんの味方でいてよ)

あなたは何もできないんだから

あなたがいれば、お母さんは幸せよ
(子どものままずっとお母さんのそばにいてね)


子どもを見張り、口を出し、手を出す。

子どもの世界が広がることを嫌がる。


見張ることと、見守ることは違う。

見守ることと、放っておくことも違う。


見守ることは、相手を気にかけていて、

必要とされた時には、それに気づき、応えること。
いつでも変わらず受け入れること。

 



子どもを愛しているから
子どものためだから    は、

お母さんの「一人になりたくない」
「見捨てられたくない」
「役にたたない人になりたくない」
というさみしさや不安を隠してしまいやすい。


お母さんのさみしさや不安を受け止めて

あげる子どもは、もはや子どもではない。

子どもなのに、子どもでいられない。

お母さんの【親】の役割を背負っている。

安全基地の役割が逆転している。

「重いよ、お母さん」
「お母さん、キツイよ」ということもなく。
子どもは、お母さんが好きだから、

健気に頑張り続ける。




お母さんが支えてもらうのは「お父さん」。

(「お父さん」やっと登場!)
お父さんは、大人だから、支えてもらうというより、

「支え合う」事ができる。

お母さんと、お父さんは、【夫婦】で

「向き合う」関係。
「向き合う」ことを避けた結果が、

子どもに支えてもらうお母さん(お父さん)。ゲロー


子どもを「愛している」「あなたのため」という

一見柔らかいものでくるんで、

身動き取れなくしておいて、

エネルギーを奪い続ける〈吸血鬼〉の

ようなお母さんになっていませんか?

夫婦で向かい合うこと、

自分に向き合うことを

避けていませんか?



最近話題になっているNHK金曜ドラマ

「お母さん娘をやめていいですか」は、

母と娘、父の家族との関わりをわかりやすく、

しかも細かいところ(仕草、表情やセリフ)も、

他の人間関係も見所満載に作ってありますね。
「重くて怖い」です滝汗
心をざわつかせながら見てます。

 

では、また~。

 

 

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