2月27日~3月3日
脚本…野口麻衣子
演出…野口麻衣子
27日 21:00~ B班(初日)
1日 21:00~ B班
【B班】
雨宮しをり…西村まみ
尾崎冬子…川添由美子
川島絹子…木村カスミ
長瀬マリコ…薬師神あつこ
丸山多江…山田玲奈
佐藤あき…中山葉奈子
石川早苗…松田かすみ
坂本忠…及川瑠似
柳沢郁男少尉…風間ショーン
林学課長…吉野家菊之介
軍医…柴田奨
芸達者な印象を受けたのは薬師神。後日わかったのは、小演劇に数多く出演しているらしいこと。戦時中と戦後との人格に大きな違いを加えていて上手かった。マリコにシニカルな要素を加え、でもそれを嫌味に感じさせなかったのは、彼女の作り込みと実演の上手さである。
中山は初演時は語尾が消えてしまい発声に難を感じたものの、客出しで間近で会ったらすごく透明感があった。まだ何の色にも染まっていなかった。これからどう変わっていくのか楽しみ。
風間はゆったりと間を取れていて、落ち着いた芝居をできていた。“伝える”意識が高いから、セリフが明瞭でとても理解しやすかった。
吉野家の課長は、嫌われる・敬遠されるのではなく“恐れられている”色合いをしっかり出せていた。竹槍の要諦は「突きにあらず、引くにあり!」だとのことであった。