こんにちは。
管理栄養士のともみです。
毎日の離乳食作りって本当に大変ですよね。
私も仕事で離乳食作りのアドバイスは数多くしていたものの、母になって大変さを改めて痛感しました。
大人の食事と違ってすり潰したり裏ごししたり細かく刻んだり・・・。
毎日気が遠くなるような作業の連続ですよね。
簡単に作れるレシピや作り置きのノウハウが本やインターネットにたくさん載っていますが、それでも毎日の家事や育児をこなしながら作るってとても大変なことなんです。
しかも一生懸命頑張って作ったものを、床に投げ落とされたり泣きじゃくって食べてくれなかったりなんて日も・・・。
せっかく手間暇かけて作ったのに〜!ってショックを受けながらも、その気持ちを誰にもぶつけることなく子どもにはニコニコ笑顔で接する。
本当に世の中のお母さん達、みんなよく頑張っています。
母って偉大だなぁって思います。
今日は、そんなお母さん達の負担を少しでも軽くできたらと思い、このテーマを選びました。
「市販の離乳食をあげてもいいの?」
結論:大丈夫です!どんどん活用してください!
どうして大丈夫なのか、管理栄養士として専門的視点から3つのポイントを解説しますね。
①添加物や農薬など、乳児に合わせた基準値をクリアしている
市販の離乳食には、赤ちゃんの体に悪影響を及ぼさないよう、食品添加物や残留農薬、塩分など各項目ごとに細かい基準値が設けられ、この基準を全てクリアしたもののみが販売されています。
つまり、市場に出ている他の食品よりも厳しい基準が設けられ、安全に作られているのです。
②不足しやすい栄養素を補える
生後6ヶ月頃から不足しやすいといわれている鉄分を補うことができます。
鉄分が不足するとどうなるの?というお話はまた後日。
鉄分を多く含む食材には鶏レバーなどがありますが、離乳食中期以降しか使えませんし、下処理も手間がかかり大変です。
他に使える食材というと納豆やほうれん草、小松菜がありますが、これらは動物性食品と比べると体への吸収率が低いんです。
その点、市販の離乳食には、レバーを使った商品や鉄分配合をうたった商品がたくさんあります。
③発育に合わせた固さや食材で作られている
成長時期に合わせてどんどん形状や調理法が変わっていく離乳食。
カットサイズや使える食材・調味料も合わせていかなければいけません。
市販の離乳食は全て「生後○ヶ月〜」と記載があるので、お子さんに最適な離乳食を簡単に選ぶことができます。
他にもあるのですが、長くなるのでこの辺で。
とにかく市販の離乳食はメリットがたくさんあるんです。
私の子どもも生後5ヶ月の頃から数多くのレトルト離乳食にお世話になってきました。
それでも「市販」と聞くと抵抗をもつ方や罪悪感を感じてしまうお母さんもいらっしゃるかと思います。
でも、手作りにこだわりすぎて辛い思いをしたり、赤ちゃんとのふれあいの時間を削るくらいなら、市販に頼ってもっと育児を楽しんだ方が良いと思います。
赤ちゃんもきっと、お母さんにはいつもご機嫌でいてほしいな、と思っているはず。
全て市販はちょっと・・・という方は、ごはん・納豆・お豆腐・バナナなど、温めたり潰すだけで簡単に提供できる手作り離乳食と組み合わせながらあげても良いですね。
この記事を読んだお母さん方の心が少しでも楽になりますように( ´ー`)