帽子をはずしあって | ともママ〜光あふれる日々のために/サバイブ中← 大腸凸経過観察←乳がん・子2育て→職退→教室

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仕事、子育て、妻に母、
病気闘病

都度、大切だと思うこと感じることを発信中

2019年5月乳がん
2020年退職
2021年フリーランス
2022年5月お習字教室
2023年4月大腸経過観察

ママのマルチな日常の延長線上にある中のすべて。

だからジャンル縛りがむずかしい

みなさまこんにちは


お立ち寄りくださり

ありがとうございます


温泉が大好きで

わたしの住む場所は、本当に温泉が多くて

車で10分ほど走ると色んな温泉施設があって

乳がんになる前は、よく近場の温泉へ行っていました。


外見に変化があってからは、すこーし離れた場所へ行くようになって。


娘たちもわたしも、気にすることなく、心と身体を緩ませながら、温泉を愉しんでいますおねがい



週末ふと思い立ち

( ココ行きたい。ふと思い付き行動する性質があって)温泉や、自然を求めて山や川、その途中で見つける神社、あとは食べたいものデレデレなどが主


それに付き合ってくれる家族と夫に、ありがとうです。



前に行った〇〇温泉行こキラキラ寝太郎組を起こすべく、掃除機をかけ、出かけました




肌に馴染む、とろっとしたお湯で、好きな温泉のひとつ照れ。その日も、家族連れやお孫さん連れの方、そこに住む地域の方で賑わっていました。


もちろん入る時は、そのまんまの姿なので、右胸に痕を持つソルジャーの私は、タオルを右肩にかけ痕を覆って入るのですが、きっと洗ってるうちに見えてるはずチュー


お孫さんを連れた方と隣になり、娘たちへ『何年生?』と、優しい笑顔で話しかけてくださって。『いいお湯ですよね照れこの前来てファンになってまた来ました』気持ちのいいやり取りをして


着替える時にも一緒になって

『ね〜ほっこりその頃ってそうなんだよね〜』子育てあるある話をして、お孫さんたちの身支度が終わって違う場所へ移った後、


じつは、、、とお話くださって





『実は、、小児がんで、、。』



『わたしも、、(右胸に手をあて)』




何も言わずに目を閉じ優しく頷くご婦人



いろいろとお話伺いながら



わたしは居ても立ってもいられず、『その子の元へ行きたい』と休憩しながらQooを美味しそうにゴクゴク飲むその子の隣へ、(そこの子は、お話の時は近くにいなかったので)何でもない様子で腰掛けて。



ちびまる子ちゃんを観ながら


『この子だれ?』

その子がテレビに映るキャラクターを質問して


『だれだろうねぇ(私)』

『◯◯ちゃんじゃない(御祖母)』


飲み終えたペットボトルをゴミ箱へ捨てに行く為その子が席を離れた時、そのご婦人が思い出したように


『抗がん剤の後、髪が抜けて。

今もその所は中々生えてこなくてね、、。


髪が抜けて何もない時、叔父さんが『ともぞう(まるちゃんのお爺ちゃん)みたいだね。って、。そしたら、この子泣いてしまって。』



『(わたし)


そうでしたか、、、。


、、、。


声をかける方は、、、

悪気は、、、ないですからね。


笑ってほしくて言ったのかもしれないし、、


でも、本人にとったら、、、。


それは、大人でも( 髪が抜けることもぜんぶが)驚くことで涙が出そうになる事ですからね、、。』



戻ってきたらその子が

わたしの隣にちょこんと座って。



テレビを見つめるその子の肩を

ちょんちょん。と。



こちらを向いたその子に




『あのね、


おばちゃんも一緒ウシシ


(右胸に手をあて)



おんなじ注射して、



大きな音のする大きな機械の中でジーッとして、



食べれない時もあったし、

動けない時もあったし、


気持ち悪いな〜ってゆう時もあったし


でも


ご飯、食べられるようになったね照れ


ジュースも

美味しく飲めるようになったね照れ





じーっとわたしを見つめて

じーっと話を聞くその子




『おばちゃんもね、、おんなじ、、おやすみ



ゆっくり。ゆっくり。


下の娘と同い年のその子に

娘を抱く時のように


ゆっくりと、ゆっくりと


言葉にして。




その子は




コクっと深く頷いて。




ニコっ


キラキラ照れキラキラ






髪の毛もね ツルンってなくなっちゃった


けどね


ちょっとだけ生えてきたよ

(共に歩んだ私のパートナー1歩前へ進む上を向いて歩くために勇気づけてくれた帽子を外して)



ほらウシシキラキラ

(サスサスパー撫でて見せ)でもね、今もなかなか長く生えないところあるんだー




言葉を内側に内側にいれてる様に感じた

一見内気に見える

言葉少ななその子




そのわたしの話を

じーーっと聞いた後に



パっ!と自分の帽子を取って


(ワタシも一緒だよ!ほらキラキラ)とゆうような仕草で、見せてくれて。




その子とのやり取り


その子を抱き寄せたくなる程に


ぜんぶに涙が出そうでした





『また、会おうね。』



一日、一日、一年、一年、を生きる。を身体で体感するわたしは、


心の底から思って願って

その子へ向かって手を振り



入り口でもまた振り返って



その子は

お花が咲くような笑顔で

手を振り返してくれて。




そのやり取りをする途中で出てきた夫




帰りの車の中で




あの子の笑顔

ほっとした

心ゆるしたような笑顔だったな



わたし


大人はさ

表現方法を持ち合わせてる


けど、子どもはさ。

表現方法、発散方法、手段、は

大人より持ち合わせてないじゃん





見せたくないじゃん

大人だって

髪が生えてこないの

隠してたいじゃん


だけどさ


このおばちゃんも一緒だ。って


帽子かぶってるのを取って

ニコッて笑って、みせるってさ。







大きな病と

共に歩み

否が応でも

向き合ってきている子は


たとえ

子どもであっても

そのたたずまいは

大人と同じようで、、、。



🌸子どもだから、とか

大人だから、とか、隔てなく

話をした夜でした🌸




つづく