点描は身が削られるような精神力、体力のいる作業です。したがいまして20号未満じゃないと1か月2か月3か月かかります。巨大なジグゾーをつくる作業にも似てます。商売っ気でえがけるようなものではございません。この作品はすべてヒゲっぽい細かい線で仕上げてます、

上部中央にかすかに紙が剥がれたような傷があります。ご了承くださいませ。

西相美術協会委員、齊藤四郎先生は1934年に小田原に生まれ、会社に勤めながら1969年より現展や安井賞、西相展などに出品数々の賞を受賞(略歴参照)、その作品は小田原市、南足柄市、高崎保健大学などに収蔵もされております。
作風は晴朗、穏健そのものでどの作品も飾れば心安らぐものであり昭和の良き時代を想起させてくれます。
油彩と点描をよく描かれ油彩は温かみあり人生の厚みを感じるような、また郷愁が溢れるような優しい作品で点描作品は天才的な表現力と超微細なハネ的な点の膨大な筆致は根気強いとかの形容では表現しきれない異常なほどの妥協ない点描が魅力です。それら油彩、点描は今まで世に出なかったのが本当に不思議でしょうがない程素敵な作品たちです。

本作はありそうななかなか出会えない。こんな作品を探していたって方がたくさんいらっしゃると思います。
このような点描の大作は本当に贅沢で有難い労作と思います。
海外ではスーラ、シニャック、日本国内では岡鹿之助、山田嘉彦と西村龍介が有名ですが後に続く方はすぐ思い出せません。
そこで齊藤四郎先生ですが点描の大家さんたちと比較してもよい勝負をしてると思えるくらい精緻で丹念で身を削るような超大作です。
自宅用のみならず会社ロビー、会議室、クリニック待合室などにも絶対好評を得るでしょう・購入者のセンスを讃えてくれると思います。
どこ探してもパネルに貼ったシンプルでカッコよい点描作品は売ってないでしょう。


この作品は上部の空部分に少し表皮が削られたような部分ありご了承くださいませ。
本作は紙に描いた作品をパネルに裏打ちされておりパネルに吊り紐がついてまして額縁はございません。
弊社画廊に展示中の為、ご入札を頂くまでは画廊で販売する場合がございます。

 

 

作家名  齊藤四郎
タイトル  風景
技法  硬めの紙にペンのちパネルに裏打ち
サイズ  73*103cm 約40号
額サイズ  なし。
サイン  右下にサインあり。
状態  作品大体良好ですが上部の建物と建物の間の空の部分に傷というか紙の表紙がかすかに削られた部分ありますので画像を参考にノークレームで願います。
備考  真作保証します。送料5000円
 略歴  齊藤四郎
1934年小田原に生まれる。10代で森田曠平に水彩の指導を受ける。
1953年~独学で油絵を学ぶ。
1969年第1回個展ツノダ画廊
小田原市展出品佳作受賞。 西相展市議会議長賞受賞。
1970年現展会友推挙「元箱根、芦ノ湖」
1972年南足柄市美術協会創設に参加。
1975年現展会友賞受賞「真鶴港」。現展準会員推挙。
1977年現展会員推挙。
1977年小田原市買い上げ。
1981年現展会員賞受賞。
1986年安井賞出品。
1988年小田原市美術展の審査員を委嘱される。
1990年南足柄市買い上げ。「ローテンブルグの街」
1991年小田原市立病院に絵画寄贈。小田原市長より感謝状。
1998年自宅で絵画教室始める。
2007年画集「酒匂川36景」発刊。
2013年西相美術協会会長就任。
2014年現展運営委員辞退退会。

収蔵:小田原市 南足柄市 高崎保健大学