4 主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。
5 この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。
6 聖書にこう書いてある、「見よ、わたしはシオンに、選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。それにより頼む者は、決して、失望に終ることがない」。
7 この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」、
8 また「つまずきの石、妨げの岩」である。しかし、彼らがつまずくのは、御言に従わないからであって、彼らは、実は、そうなるように定められていたのである。
9 しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。
10 あなたがたは、以前は神の民でなかったが、いまは神の民であり、以前は、あわれみを受けたことのない者であったが、いまは、あわれみを受けた者となっている。 第一ペテロ2章4−10
あなたはキリストにおいて大きな特権を持っています。
ある大学生が牧師に告白したことがあります。「私は神を信じないという結論に達しました。」牧師は「分かりました」と答えました。「あなたが信じていない神について教えてください。」学生は続けて、地球人が人生の意味と方向性を求めてつまずくのを見て喜ぶ、復讐心に燃える不公平で気まぐれな宇宙の鬼について説明しました。その神の描写を聞いた牧師は賢明にも「私もその神を信じません。」と答えました。
その学生のように、ほとんどの人は神について歪んだ見方をしています。なぜなら、彼らは自分たちの状況と、私たちの堕落した世界を悩ませている状況を超えて見ることができないからです。彼らの歪んだ世界観は、神の善良さと慈悲を理解するのを妨げます。しかし、信者である私たちは、物質的な領域を超えて見ることができ、さまざまな方法で神の恵みと優しさを経験するので、理解できます。
聖書はクリスチャンの義務と責任について明確に語っていますが、それらはすべて、私たちがキリストにおいて持つ権利と利益によってバランスが取れています。厳しい迫害を受けているクリスチャンに手紙を書いた使徒ペテロは、彼らに彼らの特権を思い出させ、神の豊かな恵みを讃えるよう呼びかけました(ペテロ第一 2:9)。それは皆さんの召命でもあります。
今月は、キリストとの結びつき、神へのアクセス、司祭としての役割、霊的安全、選出、支配、相続など、それらの特権の多くについて考えます。それらすべてが意味することは驚くべきものであり、神の言葉から学ぶとき、大きな喜びと感謝の源となるはずです。
祈りの提案
- 神の子である特権を神に感謝しましょう。
- これらの学びから学ぶ真理によって神があなたを強め、励ましてくださるように祈ってみましょう。
- 状況にかかわらず、神の栄光と恵みに焦点を当て、それらがあなたの心を絶えず賛美と礼拝で満たされることを祈ってみましょう。
さらに学ぶために
ペテロ第一 1:3-9 と 2:4-10 を読んでください。ペテロが述べている霊的な特権のリストを作りましょう。
Gracetoyouの Draw Near youのデボーション本を日本語に翻訳したものです。
このデボーションで、少しでも皆様の1日が神様に満たされた豊かな1日になることを祈っています。