先日、シルバ―ウィークに夫と二人で首里城に行ってきました。正殿の外観はほぼ完成しており、整備された見学デッキの通路から、鮮やかな朱色の漆塗りの正殿を間近に見えました。チケットを買って正殿付近から微かな気の香り、檜の香りが微かに漂う感じがありました。(たぶん、あの香りは檜では)夫に尋ねると「何も匂わないけど?」鈍感な人だなあ―。

 

青空と鮮やかな朱色、天を見上げる龍、その髭の曲線が躍動的で今で目に浮かびます。その日は暑かったので近くの駐車場から一番近い北側の久慶門から城内へ。正門からのきらびやかな通りと違って人も少ない、帰りに通った世継門、なんだかひっそりした佇まい。後から調べたら、世継門は国王が亡くなった際、次の王となる者が人目を忍んで通った門だとことを知り、そうなんだあ……それでひっそりしたあの感じだったんだと。どんな事を思いながらこの道を通ったんだろうか、国を背負う重圧の中でこの細い地味な道を通ったんだろうかあと。煌びやかな正門ではなく、偶然に通った門、後から思い出すと感慨深いものがありました。坂道や階段を上がりながら、はあはあ―と息も上がり、膝はがくがく、日傘を杖にして一休みしながら、手摺りにもたれて汗だくで歩いたシルバーウイーク。それにしては夫は平気だ。

正殿の復元完成式は11月の下旬にいよいよ一般公開されます。今回は城内を見て回り、正殿の内部は落ち着いてゆっくり観覧する予定です。