あの地獄から思うと、本当に良くなった。
笑える、冗談が言える、幸せという言葉が出てくる。
よく頑張ったなぁとつくづく思う。
(まだお薬も飲んでるし凹む時もあるから、完治はしていませんが。)
先日、それをまたドン底に落とす出来事があった
鬱は根深い。本当に根深い。
勉強してない人には絶対理解不能だと思う。
正論が通じないもん。
だから、私もお友達にはあまり話さない。
暗い内容だし申し訳ないから。
正論はわかってる。
でも、鬱の人はそれができないから苦しんでる。
例えば、私は以前身内に本を2~3冊送った。
前向きな考え方になる本。自分も読んで、大事なところにマーカーで線引いて。
でも、身内は一向に読まなかった。
本を読みたくても読めないんだよ。
一年たってようやく「読もう」という気になったって。
「私がどれほどの思いで本を送ったかわかるか?色々ネガティブに考える時間あったら、この本読めって!」
何度も、怒ったのを思い出す。
読めなかったんだよ。
鬱を考える会等に参加して、やっとそれがわかるようになった。
「鬱の人は甘えてるだけ」とか「弱い」なんて、絶対言わないでほしい。
頑張ってるのよ。
でも、鬱という病気のせいで正常な言動と行動ができない。
良くなったと思ったらドン底に落とされ、また這い上がる。
その繰り返し。
そりゃ、支える私もドン底に落とされる。
でも、一緒に這い上がる。
そのたびに学び得るものはある。
強くなって、成長する。
私は正常だし腹もくくってるので、何があっても「ドーンとこい!」です
(そりゃ凹む時だって普通にあるけどね)
私の母も昔 更年期障害と鬱を患い、今はそういう人達を支えるカウンセラーの仕事もしています。
だからこそ、身内にかける言葉が素晴らしい。
さすがです。
責めない。励まし過ぎない。
ただただ話を聞いて寄り添う。
そして、かける言葉もすっと入りやすい。
身内も母と話して、少し元気になった。
少しでも元気になった身内を見ると、私もホッとする。
トンネルの先に光が見えたと思ったけどな。
またトンネルだった。
まだ終点には着かないけど、のんびり行けばいいもんね。
窓から見える景色も色々いいもんだ。
晴れの日もあれば、雨や嵐の日もある。
素敵な人が乗ってきたり、恐い人が乗ってくる時もある。
そんな出会いも、全てが学びになる。
ドン底に落とされるたびに思う。
世の中にはこうして苦しんでる人がどれだけいるだろう。
将来、少しでも助けてあげたいわ。
さっ、前向いて行こう
「人生を美人にしよう」
宮田智子でした。