日本人の足跡が判るコスラエ島の博物館とレラ遺跡 | ハワイ&ジョージア発:旅で世界制覇

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ハワイとジョージア(2017年3月フロリダから引っ越し)を拠点に旅を愛するトラベラー、
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主人と共に世界各地の国々を旅しながらデュアルライフの日々を
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コスラエ島の中心地トフォル地区に、小さいながらも博物館が有り、古代の遺物や写真等が展示されて、コスラエの歴史と文化を知る事が出来ます。

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中に入ると直ぐ手前に、手掘りの模型のカヌーが2隻展示されています。


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コスラエのトラデッショナルな家屋の模型も有ります。

中を覗くと家具らしい物は何も無く、只ガランとした状態でした。


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旦那様はコスラエ島の歴史の成り行きを、じっくりと時間をかけて読んでいます。

1525年にポルトガル人が上陸して以来、その後スペイン、ドイツ、日本、アメリカ、そして独立と幾多の長い歴史が在ります。


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1920年から、国際連盟の委任によって日本の統治が始まりましたが、当時4万人しかいない原住民に対し、植民地政策の拡大でミクロネシア全体で10万人の日本人がいたそうです。

今では想像もつきませんが、この時代にはサトウキビ、採鉱、漁業、熱帯農業が主要産業となっていたそうです。


この地図は昭和19年作製と書かれて、良く見ると要所要所とっても詳しく記されていました。


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私でも良く分かる記号で、先日行った「『旧日本軍の階段』の上には何があったのだろう?」思っていましたがこの地図で確認すると、防塞上の要点である『気象台』でした。

この頃には各所で農場があり、農作物を作っていたのが良く分かります。

でもその後の大戦で、殆どの産業は爆撃によって破壊され、廃墟と化してしまいました。


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博物館を見た後、2日前に行ったレラ村の『レラ遺跡』を見落としていたので、行ってみる事にしました。

先日来た時は分かりませんでしたが、丁度ACEのスーパーマーケットの後ろに在り脇の小径を歩いて行きました。


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行って見ると「エ~ここがレラ遺跡なの~?」と驚いてしまう程、荒れ果てて只石垣だけが残っています。


ポンペイの『ナンマドール遺跡』よりずっと規模は小さいですが、かってミクロネシア一帯を支配した、古代王国のものであったと考えられています。


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巨大な玄武岩を積み上げた高さ約7メートルの石垣が、 古代の都市をぐるっと囲む形となっています。


中には、玄武岩で出来た巨大な石垣の他に、運河、水路、墓、生活区域などがあったようですよ。


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ここが中央広場だったのかしら?

四方に有る石壁に囲まれ、スッポリと真ん中だけが何も在りません。

それにしても、『ナンマドールの遺跡』でも思いましたが、こんな歴史有る遺跡を荒れ放題にしていて、何とかならないのでしょうか?


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