表紙の顔が悪者すぎるバートラム王子。

 いたずらというには度が過ぎる。

 歩けないうちから、色々やらかしますが、

 人に小石をぶつけたり、

 やりたい放題。

 お城のみんなに嫌われます。

 とうとう魔女にもうっかりイタズラを

 してしまい、小さなりゅうに変えられて

 しまいます。


 アーノルド・ローベルは

 バートラム王子が

 良い子になりましたのようなくだりを

 説明しません。

 だから、絵本なんです。


 細かい線画の絵。

 今風ではないけれど、色使いが美しい。

 

 それにしても、現実には

 変身させてくれる魔女もいないし、

 ここまで困ったちゃんだと

 かなりお手上げです。

 声を荒げて叱ったり、汚い言葉を

 使ったり、手を上げても

 殆ど効果はなく、自分が疲れるだけ。

 王様もバートラム王子のおしりを

 叩きすぎて、手が赤く腫れちゃいましたしね。

 子育てや教育は難しいと

 つくづく思います。


 作 アーノルド・ローベル

 訳 ゆもとかずみ

 出版社 偕成社