香山美子さんというと どうぞのいす。
優しい人なんでしょうね。
 誰かのためにというのが、とてもすんなり描かれています。

 この本は、遥か昔、某童話賞の優秀賞をいただいた時に、審査員だった香山美子さんから、サインをいただいた本です。

 子育ては忙しいし、貧しいし、という時期だったからこそなのか、隙間時間にスケッチしたり物語を書いていました。縫い物もちくちく、お菓子やパンもよく作ったなぁと思います。

 確か、3年ぐらい何がしかの賞は佳作とかでもよくとっていたと思います。絵本作家にならなかったのは、その後の精神的な余裕のなさでスランプになったんですね。
まあ、それもいい訳かな。

 最近は暇があるとネトフリやスマホゲーム、よくないですねー。反省しています。

 というわけで、この本は、華やかな授賞式の思い出が詰まった大切な一冊です。
 
 ロバの優しさが沁み渡りますよ。

作 香山美子
絵 柿本幸造

出版社 ひさかたチャイルド