こんな日もあるさ。 | Hello from NJ

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アメリカにも、専業主婦は結構います。マジョリティではないけれど、少なくはない。

 

理由や事情は色々あるけれど、最近専業主婦になった人は、子どもの睡眠を確認するモニターの電源を切ることを忘れていたことに気がつき、なんとなくチェックしたら、ベビーシッターが赤ちゃんを乱暴にベッドに放り投げているところが映っていたそうです。そんな人に1年も預けてしまったと、後悔で傷ついていて、私まで悲しくなって泣きました。

 

習い事の待合室で一緒になったお母さんは、看護師をしていたけれど、息子の怒りが収まらない、感情がコントロールできずにお友だちを叩いた、などと学校から呼び出されることが増えたので、このサインを放置していたら危険だと思い、一時母親業に専念することにしたと話していました。

 

あとは、自分の給与より、シッター代の方が高くなるから、だったら自分でみるという話もよく聞きます。子どもが4人いるお母さんは、ベビーシッターを頼むと最低時給48ドル。そんなのフルタイムで頼んだらいくらになると思う?と言っておられました。

 

仕事と子育ての両立の難しさは、きっと世界共通なのだろうと思います。でも、子どもの為に仕事を辞めるのは、女性が多いですね。。。

 

我が家は、夫が出張の多い仕事をしているために、必然的に私が育児と家の担当です。アメリカではコロナは過去のものとなり、夫の出張生活も戻ってきました。

 

今日は娘が風邪で学校お休み。息子も、学校でケガをして早退してきました。

 

お皿を洗いつつお昼ご飯を作っているとき、学校の保健室のナースから電話がかかってきて、「息子さんは休み時間に、戦いごっこをしている生徒に間違って顔を蹴られ、唇を切って腫れてしまいました。泣いてもいないし、大丈夫と言っています。ちょっとお話になりますか?」と言われ、息子に電話を変わった途端、無言。そのうちすすり泣くのが聞こえて、私の声を聞いてほっとしたのか、「自分が大丈夫なのかよくわからないの。お家に帰りたい。」と本音をこぼしたので、すぐに迎えに行きました。ナースも「強がって、我慢していたんですね。はい、どうぞお家で今日は過ごして下さい。」と優しく、息子は私の腕の中で散々泣いた後、すっきりして、お昼ご飯もおかわりしてくれました。

 

「体が傷ついた日は、心も傷ついているものだから、ゴロゴロしてリラックスするんだよ。」と言って、習い事も休んでいいし、明日も学校休んで良いということにしました。

 

娘はゲホゲホ、息子の唇はパンパン。二人とも体は絶不調ですが、のんびりとして心地良さそうに過ごしています。私も夫のように世界中飛び回ってみたいと思う日もあるけれど、こんな日には、自分が家にいられてよかったと思います。







(家といえば、バルセロナにあるカサ・バトリョ。バトリョさんから「こんな奇抜な家、恥ずかしくて住めない」と言われて、ガウディがプンプン怒ったと言う逸話が好き。確か、海がコンセプト。こんな面白いお家なら、私はずっと家にいてしまうでしょう。)