こんにちは。



ともこです。






前回の続きです。



娘の状況に絶望している時


ネットで見つけた





赤沼 侃史(あかぬま つよし)

先生の動画






赤沼侃史先生は、心療内科医師で


脳科学的に子供の心を理解する


研究をされている方で


動画はシリーズ1からシリーズ10


までありますが、一気見しました。




他にもとても子供の心がわかりやすい


動画がありました。





赤沼先生の動画を見てから


娘はこんな気持ちだったんだ。


ちょっとしんどいから…

疲れたから…


そんなものじゃなかったんだ。





死ぬほど辛い思いをしてたんだ。


自分でもよくわからなくて苦しんでたんだ。


誰にもわかってもらえなくて辛かったんだ。


頑張る気力も体力もなかった。


毎日を過ごすだけで精一杯だったんだ。


一人でどれだけ心細かっただろう…







動画を見ながら泣きました。





それからは、赤沼先生の言うとうりに


子供を信じて全てを子供に任せる


ことにしました。




昼夜逆転


食事の偏食


ネガティブ思考


甘えてベタベタしてくる


動画、ゲームし放題







でも主人は


娘に色々と注意してました。




赤沼先生が言ってたように


母親(もしくは母親の代理)しか


子供を守れない


そう思い、主人に


「娘の事は私に任せてほしい。


  直接叱ったりしないでほしい。」




「何か気になることがあれば、


私から娘に伝えるので


私に言ってほしい。」




そう言いました。


少し不満そうでしたが


そうお願いしました。





それからは娘も少しずつ元気に


なってきて、家の中では安心して


過ごしていました。








他にも、学校関係の物を娘の目に


入らないよう片付けました。






ランドセルや教科書、制服。


担任からの電話も私で止めました。


プリント類も週に1度くらい私が


取りに行ったり


ポストに入れといてもらったり。





日常生活は、娘も私も


落ちついてきて


娘も自分の好きなことを


始めました。





主人もちょうどその頃


尊敬している上司の息子さんが


不登校だった事を聞いて相談に


のってもらったらしいのです。





その息子さんも小学校5年生から


中学3年生までの5年間学校に


行きませんでしたが、高校からは


専門的な高校に行って


高校卒業したらすぐ海外に勉強に


行く事になっているそうで


小学校3年生で不登校なんて


すごいね!大物になるよ!


って褒められたそうです。


大丈夫よ。って。


自分をちゃんと持っていて


大したものだね。って…




たくさん話を聞いてもらって、


主人も大丈夫なんだと思えたみたいで


それからは安心した様子で


私たちを見守ってくれているように


なりました。





娘は部屋に引きこもったり


暴言を吐くとかはなくて


本当に仲の良い友達とは週に2~3回遊んだり


していたし、学校近くの公園とかも


友達と遊びに行ったりしてました。





たまに学校来てないのに遊んで良いの?


とか公園に来てた子に言われたりも


したみたいですが…





それから夏休みに入り


やはり学校がある時よりは


少しだけ楽に過ごせたようです。





夏休みが終わり


相変わらず学校には行きませんでしたが


私もその頃は随分楽になってきていました。





年が明けて5年生になり


始業式だけは行きましたが


次の日からは行きませんでした。





私も相変わらず不登校のブログを


読んだり本を読んだり、


Zoomの親の会みたいな集まりで


話を聞いてもらったり…




朝起こして行く、行かない、の


やりとりしてた頃とは違って


行かない、が安定していました。





私も学校行けなくても


法を犯してる訳でもないし


誰かに迷惑かけてる訳でもないし


何より生きていてくれる。


それで十分じゃないか…


と思えるようになっていました。







5年生の夏休み明け


担任と電話で話することがあって


担任は体育だけでも来ませんか?


とか色々と行きやすいように提案


してくれましたが


私は「学校に行くとかよりも


家で元気に過ごせる事を目標に


したいと思ってます。」


って言ったら




すごく共感してくれて


わかってくれたんですよね。





それまでは厳しいベテランの先生


でしたが、夏休み中に先生も色々と


調べたりしてくれたみたいで


不登校だった大学生の子に会って


話を聞いたりしたみたいで


娘のことを


「本当によく頑張って


頑張りすぎたんでしょうね~


すごく真面目だから


辛かったでしょうね~」


って言ってくれて、私もその言葉に


とても救われて、楽になりました。







娘もその頃は


「暇だ~なんかやることない~?」




暇やったら学校行けば良いのに…?


学校は別か。違うか…


って思ってました。






次回に続きます。