かつて野村克也はボヤいた。1995年のことです。
「1ケタの背番号が、皆貧相や」
その前年、背番号「5」の角富士夫が引退、背番号「8」の広沢克己がFA(だったっけか?)で讀賣移籍。さらに主砲のジャック・ハウエルも広沢と一緒に讀賣へ行ってしまいました。
そんな中で入団して背番号「6」をつけたのが、宮本慎也でした。守備は折り紙つき、しかし打撃は残念・・・たしかに「5」は土橋勝征、「4」は笘篠賢治、「2」は飯田哲也、「7」は橋上秀樹と、「1」をつけた池山隆寛を除けばお世辞にも打撃に秀でた選手たちではありませんでした。
(※外国人で「3」をトーマス・オマリーがつけ、「9」をヘンスリー・ミューレンがつけましたがともにヤクルトでのプレーは初年度だったため当時は未知数だったでしょう=なおオマリーはこの年いきなり活躍し、ヤクルトの日本一に大きく貢献しています)
その「貧相や」と言われた宮本慎也。
(5月3日・明治神宮野球場)
:003 100 000=4
:042 110 00X=8
【広】福井(3回)-今井(2回)-中田(3回)=倉・會澤
【ヤ】赤川(4回)-増渕(2回)-平井(1回)-押本(1回)-バーネット(1回)=中村
勝:増 渕(1勝0敗0S)
敗:福 井(1勝2敗0S)
本塁打:【広】ニック4号(3回赤川・3ラン)/【ヤ】バレンティン10号(2回福井・ソロ)、バレンティン11号(3回福井・ソロ)
41歳6ヶ月での達成は史上最年長だとか!
クリーンナップを打つわけでもなく、打席においてバントや進塁打などの「制約」があった上での達成は本当に価値があると思います。
昨シーズン終盤、肺炎で倒れた際にもチームを鼓舞するべく「肺炎のおっさんより」とメッセージを残した宮本・・・そのユーモアはとても好きです。
おっさん、まだまだやります!
◇◆◇
何年か前のオフの番組において「女優さん山手線ゲーム」みたいなのがあって選手は知っている女優さんを列挙していくという平板な企画があったのですが・・・
「及川奈央!」
知っているAV女優を列挙して平板な企画を盛り上げたのは、この宮本でした(笑)。そんな宮本の2000本安打達成、心から嬉しく思います。(最後、どんなエピソードだよ・・・)
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