今日 8 月 14 日で、「椎骨脳底動脈の未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術」の手術を受けてから、ちょうど 12 年経ちました! 
干支一回りですw


あの日、手術は午前中からと聞いていて朝からソワソワしていた。
けれど前の手術が長引いたのか呼び出しがかかったのは、昼をまわるくらいだった。
自分の足で手術室へ向かった。
看護師さんへ名前と生年月日を言って、不安を抱えビクビクしながら手術台にあがって、意識がある中で手術がはじまって。
途中で意識が朦朧としてきて(脳幹梗塞が起きていた)、手術が終わった。途中からの意識は途切れ途切れ。はっきりと意識がもどった時には、視界がぐちゃぐちゃで、何が起きているかわからなくてパニックになって。
本当にながいながい 1 日だった。

今年の 2 月にこの体験を文字で残そうとブログを始めて、ずっと回想を書いてきたけど、今日は、いまの自分のことを書こう。


手術後、しばらくのあいだは毎年この時期になると手術を思い出して不安に襲われて精神不安定になったりしていた。けれど、ここ 5 年くらいは、至って平静にこの日を迎えられている。


でも、もちろん 8 月 14 日は、私にとっては人生がゴロッと変わってしまった特別な日なので、節目感というか、あらためて「生かされている」ということに感謝する日になっている。


今年は 8 月の頭から、風邪をこじらせてしまい発熱、数日間寝込んでしまった。体調がわるいと心まで病むなぁという感じを久しぶりに味わった。


「健康でいること」って、本当にありがたいことだなと、身にしみました。


家で寝込んでいる数日間、眼鏡をせず、ぼやっとした視界で暮らしていた。わたしは強度近視でもあるので、眼鏡をはずすと世界はぼやっとして、もはや複視であるという不便さすら感じないくらいに世界が見えない。


元気になってきて、社会復帰するにあたり眼鏡を数日ぶりにかけたら、フレネル膜プリズムを貼っているほうの眼(左眼)がめちゃくちゃ引っ張られる感覚があって、眼球と脳に物凄い疲れを覚えたことに驚いた。



愛用のフレネル膜プリズム貼ってあるメガネ


普段、元気でいるから、この違和感や疲れを気にすることなく生活しているのだと思った。


この眼と脳は、本当は凄く疲れているのに。


「あー、わたしの身体、本当にがんばっているんだなぁ」と思って、自分の身体を心からいじらしく思った。


風邪をこじらせると同時に中耳炎にもなってしまった。起き上がれるようになってから耳鼻科で聴力検査してもらったら左耳の聴力が極端に落ちていることが判明。先生から、「もっと前から兆候があったんじゃない?」と言われた。聴力低下の原因はまだはっきりとは分からない。いまは服薬して様子見の状況。早く回復するといいなと思う。


風邪で精神的に弱っていたこともあり、聴力低下の事実をつげられた時に、「もしかして聴力に影響が出るところに、新しく未破裂脳動脈瘤ができてしまったんじゃないか?そうだったらどうしよう・・・」とか考えてしまった。


まあ、考えても仕方ないのだけど。


そうなったら、また脳外科いって医師と相談して手術するか否か決めて、手術方法決めて、、、と 12 年前と同じことをするしかないのだけれど。


12 年前に手術に立ち会ってくれた母はもう 84 歳だし、姉は去年亡くなってしまったし。


「もしそうなったら、今度は一人で頑張らないといけないのか・・・」と、そこまで考えて、余計落ち込んでしまった。


身体が弱ると、精神も弱るね、ほんと。

普段は至って元気ですが。


今年、このブログを始めて、未破裂脳動脈瘤や複視をもっている方など、多くの方々に読んでいただいている。いただいたリアクションやコメントなどから「自分の経験が誰かの役にたっている」ということが分かって、とても嬉しい。


複視になってからの色々なチャレンジについては、なかなか書き進められていないけれど、ボチボチ書いていけたらな、と思っています。


健康第一で、どんな経験も「芸の肥やし」くらいに思って、これからも元気に楽しく生きていきます!