託すこと | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

受講生さんのお庭に遊びに行きました。
忙しいのに、いつガーデニングしていたのかしら?
 
私は、ハーブを育てたいな~と思いながらも
「暑いとか寒いとか」「風が強い」「紫外線が強すぎる」
「蚊に刺される」「ミミズがいる」「芋虫がいる」
できない理由を並べて、最後には「だって治療中だし」
と言い訳をしています。
 
たぶん、いや、きっとやらないんだ。と確信を持ちました。
いいんです、植物園に行って癒されれば。それで満足。
 

夏なのに、きれいなバラの蕾が!
あまりの日差しの強さが、クモの糸までキラキラと反射させて美しい1枚になりました。
 

夏と言えばプルメリア。ハワイの香りです。
 

ティートリー。
南半球のラベンダーとも言われる万能精油です。
傷、火傷、抗菌、抗ウイルス、リラックスに。
実際の香りは精油のように強くないので、安心感をもたらします。
 

ハマナスの実。プルンとしてトマトがつぶれたような形です。
バラの原種なので花は良い香り。
ローズヒップのお茶としても流通していたりします。
スズランと共に北海道の花です。
 
再発が分かり、最悪な体調の時に会っている数少ない一人が彼女です。
たまたま約束の日が最悪な時期だった
運転はできたし、
なんとか呼吸もできていました。
でも座っているのもやっと…ではありました。
(今では懐かしい)
 
私はすでに諦めていたのですが、彼女は諦めなかった
彼女の周りには、軌跡を起こしていた知り合いがたくさんいたから。
私といえば奇跡を起こす前に、残された時間すらないと思っていたのですけど。
「なにかできることはある」と
諦めずにいくつかの方法を、押し付けることなく、私の掌に優しく乗せて包み込んでくれるような
そんな人でした。
 
化粧品代理店をしている彼女は、
植物成分を学ぶために私の教室に来ていました。
久しぶりに会ってハーブの講座の話になりました。
化粧品と一緒に植物成分を知ってもらいたいけれど、なかなかその気になってくれないのがジレンマだとか。
知ってもらうと、もっとその製品が好きになるのにね。
 
そこで私の講座を学びたいんですって(笑)
受講するのでなく、私のやり方を受け継ぎたい、みたいな。
あぁ、それもいいかも。
そうやって自分の足跡を残していけるのもイイカモネ。
こんな講座でよければどうぞどうぞです