嬉しかったこと | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

画像は、
金銀花、スイカズラ、ハニーサックル、忍冬などの名前があり、ちゃんとした生薬です。

寒い冬を忍ぶので「忍冬」
春に美しく白い花を咲かせます。
受粉すると花が黄色になり、金と銀の花が咲くように見えるので「金銀花」
花の根元に甘い蜜があるので「スイカズラ」「ハニーサックル」
漢方薬では「銀翹散」(ぎんぎょうさん)に配合されています。
風邪の引き始めに使われるお薬の材料です。
 
さて。
前にハーブの資格講座を担当した受講生さんが、さらに上位の資格試験に合格したと連絡をいただきました。
私は担当できませんでした(声や身体がこんなだから)
それでも、更に勉強をしたいと連絡を受け、試験を受けに行ったことも連絡をくれて、
そして見事に合格したと嬉しい連絡を貰ったとき、本当に嬉しかったです。
良かったなと心から思いました。
 
その時、
真っ先に浮かんだ植物がこの「忍冬」でした。
耐え忍んで見事に合格を勝ち取ったことが、まさにこの植物だなと思えたのです。
社会人の資格勉強は、受講料や時間のやりくりをして勉強します。誰にも無理強いされません。
自分との戦いです。
そして合格を迎える姿に「忍冬」が思い浮かびました。
 
忍んで冬を乗り越えて春を迎え、派手でもなく地味かも知れないけれど美しい花を咲かせ、
でも、生薬としての役目を持ち凛とした生き方を選んだ「忍冬」。
素敵だなと思います。
この植物の名前の由来が好きです。
病気との向き合い方も、
忍冬のように無理せず、少し頑張って、ありのままの姿でいきたいと思います。