私は、ほとんどの体調不良は寝ていれば治るという考えが基本です。
それの悪いところは、
大病に気がつくのが遅くなり、なかなか病院に行かないところです。
結局、事の重大さに気付くのが遅くなります。
2003年初発の時も、うすうす気が付いていながら1年間放置していました。
進行の遅いタイプだったのが不幸中の幸いで、1年放置してもステージⅡ、リンパ節転移はあっても多臓器転移なし。
ガンのタイプはエストロゲン受容体陽性、プロゲステロン受容体も陽性です。
2023年、再発が分かった当初は、ある医師に治療はできないと匙を投げられました。
そこまでガンコを育ててしまった事には、鈍感な自分を反省しましたが、
ありがたいことに治療してくれる主治医と出会って、今では信じられない回復ぶりです。
治療が合っていたんだと思います。
初発の時の話ですが、抗がん剤を受け入れるのにかなり抵抗しました。
手術したら終わりと信じていたのでなおさらです。
(手術するまではステージⅠ、リンパ節転移なしの診断で、手術だけでOKと思っていたのです)
ちなみに手術に関しては、寝ているうちに終わるので、なんの不安も恐怖もありませんでした。
抗がん剤は本気で不安。
副作用が怖くて意味もなくイヤでイヤで抵抗しまくっていました。
主治医は無理強いしないので自分の意思次第というのが、
なかなか勇気のいる決断だと思います。
最終的に、抗がん剤を受けることを決めたのは、
娘の手紙でした。
「ママ、死なないよね。〇〇(娘の名前)のママだもん。死なないよね。」
読んだ時に、ウルッ。
自分の我儘で治療を選んではいけない、子供のためにも生きなきゃいけないんだ、と強い気持ちになれました。
やってみたら、副作用もこんなもんか、な~んだって感じでした
治療に積極的にさせてくれたそんな娘も、今や一児の母になりました。
今度は私に「80歳まで生きろ」と言ってきます。