先日、夕食を食べながら何気なく見ていたニュース後のテレビ番組Striscia la notizia ストリッシャ・ラ・ノティツィア

 

まぁ、いわば、巷の問題などを取り上げて、問題の当事者にインタビューしたり、検証したりする番組

 

この日、取り上げられていたのはローマのいわゆるぼったくりタクシー

ワタシは、イタリアのタクシーアレルギーです。

 

昔は、住んでいた場所柄もあって、タクシーに乗る機会も多かったのですが、もう、本当に毎回、毎回、ドライバーと不毛な喧嘩しなくちゃいけなくて、つくづく嫌な思いを何度したことか・・・・


イタリア語を話そうが、住んでいようが、タクシーのメーターや規則なども知っていようが、構わずぼったくろう、騙そうとする人多数(敢えて言いますが、全員ではありません。中には、ちゃんとした人も居ます。)

 

なので、こういう話題を聞くと、もうその時点でイライラが始まる・・・

 

当然ながら、ぼったくりされる絶好の対象者は外国人旅行者

 

イタリアのタクシー、日本のタクシー同様、ちゃんとメーターがついています。

タクシーは、公共交通機関と見なされているので、各地方自治体でタクシーライセンスが発給されるとともに、タクシー料金も自治体により定められています

 

例えば、ローマのタクシーの場合、このリンクに見られるように基本料金等々が定められています

https://www.comune.roma.it/web-resources/cms/documents/Tariffario_Taxi_REV.pdf

 

にも拘わらず、番組では、観光客が多いカトリックの総本山であるサンピエトロ大聖堂の近くの広場から、ローマの中央駅であるテルミニ駅までいくらぐらいかかるのかを、旅行者を装った番組関係者が、客待ちしているタクシーに英語で尋ねます。

 

正直者のタクシー運転手は、「メーターで表示された金額」と言いつつ、「大体20ユーロぐらいだよ」と応えますが、不届き者はなんと!「40ユーロ」とか、「38ユーロ」とか、さらには、「45ユーロ」とか言う輩まで!

 

で、番組のレポーターが、「40ユーロ」や「38ユーロ」と法外な値段を伝えたタクシー運転手を直撃すると、「そんなこと言ってない」って言い張るしハッ

 

イタリアを旅行する皆さん、

くれぐれもぼったくりタクシーには注意しましょう!


ちなみに空港への料金は、空港〜ローマ旧市街の城壁間は定額(フィウミチーノ空港は50ユーロ、チャンピーノ空港は31ユーロ)で、城壁〜出発地あるいは目的地間はメーターの料金となります。

 

タクシーには必ずメーターがついていますので、メーターが動いていなかったら、「メーター!」と叫びましょう!

 

また、タクシーのドアの内側には、タクシーのライセンス番号と氏名が書かれたプレートがあるはずなので、不幸にも不届きな輩に当たってしまったら、その番号を写メするとか控えるようにしましょう!(この行為で、ビビるチキンな運転手も中には居るのでウインク

 

ちなみに、タクシーの支払いですが、現金は当然のこと、クレジットカードでも支払うことができます。

 

が!カード払いだと、当然ながらカード手数料をカード会社に取られます。

 

その手数料支払うのが嫌さに、「カードの機械が壊れているから使えない」とか、「カード手数料分5%追加料金発生する」とかまで言うバカタクシー運転手も居たりしますピリピリ残念ながら本当に実在するのです。。。。(だから、反動でワタシは余計にカードで払いたくなるグラサン だってね、イタリアのタクシー、日本のタクシーみたいにメーターとレジ機能の領収書の連動がないので、彼らの所得申告金額は、実際の金額より超少ないんです=はい、その通り、大方が脱税しています)

 

規則では、不幸にもカードの機械が壊れている場合、タクシー運転手は、お客様を乗せた時点で!「カード機会が壊れていて使えない」事を伝える義務があります。それを良しとするお客様はそのまま乗車して目的地へ、良しとしないお客様はドアを開けてさっさと降りればOKです。

 

また、さらに言うと、当然ながらタクシー代にカード手数料分加算して払う必要なんて、まーったくありませんからねびっくりマーク