前回の記事の続きです。
メインのセコンドピアットには、
メニューオーダーする時に、オーナーの女性が、
今週からメインの一皿に加わったという、和牛のフェッティーナ・パナータがお勧めと言うので、頼んでみました。
あ、ちなみに、このオーナーの女性、プリモピアットの一件の後、我々のテーブルには一切立ち止まって話すことはありませんでした
![ダッシュ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/666.png)
その否定的な意見を受け入れられなかったのは、大変残念でした。
さて、お話をお料理に戻しますと・・
フェッティーナパナータとは、通常、スライス肉にイタリアの細かいパン粉・パン・グラットゥジャートを使ったフライです。
さて、このフェッティーナ・パナータ
件の彼女の説明では、イタリアのPANE GRATTUGIATOパーネ・グラットゥジャートじゃなくて、日本の「パン粉」を使ってるってことやってんけど・・・・
どう見ても、イタリアのパン粉、つまり、パーネグラットゥジャート
もしかして、日本のパン粉を粉砕したのか???
味は、ふつーに、ふつーに、牛肉の薄切りにパン粉を付けてフライした、しかもしっかりとフライしたフェッティーナパナータでした。。。
ソースも3種類ついてきましたけど・・・
ソースなしでも十分に味がしっかりついていたので、ワタシはソースはこちらには使わずじまい。
和牛を味わうためには、やっぱり、タリアータにすればよかったと、大きく後悔
もう一品は、こちらは黒豚の色々な部位のグリル
肩ロース、パンチェッタ、フィレ、ソーセージ、レバーに、赤ワインで煮込んだ洋ナシ
これは、文句なく黒豚の大勝
どの部位も、とっても肉質も柔らかく、脂身に甘味があって、美味しかったです。
あ、レバーだけは、ワタシ、大の苦手なので、レバーはオットに進呈したかったんやけど・・・
オットが、
貧血症やねんから、食べなあかん!
って言われて・・・
しょうがないから、フェッティーナパナータと一緒についてきたソースのうち、タルタルソースをコッテリと乗せて頂きました
デザートは、
例の一件を目にした後だったので・・・
誰がデザートのお皿を持ってくるんやろう〜って、夫婦でドキドキしててんけど・・・
ウェイターの男の子が持ってきてくれたので、ホッとした
タルトタタンって書いてたけど、こんなん来ました~
これは、想像を良い意味で裏切ってくれました!
リンゴのタルトに、キャラメルソルトのアイスクリームがとてもよくマッチしてました
こちらは、薄いパリパリ生地に、ムース、オレンジソース、ヘーゼルナッツのデザート
これも、オレンジの爽やかさと、ナッツの歯ごたえが相まって美味しかったです
食後のコーヒーを飲んで、お腹いっぱいになってアグリツーリズモを出て、ローマに戻りました。
せっかく、オットのお友達が「美味しい和牛を」と思って勧めてくれたところだったけど・・・
結論として、素材が美味しいのは当然なんだけど、その良さがきちんと生かされていたのは和牛以外のお料理でした。。。
特に、黒豚のお料理はどれもとってもクォリティが高くて、美味しかったです!
和牛って、イタリア牛にはあり得ない霜降りだから、赤身のお肉を好むイタリア人全てに万人受けするわけではないのよね。
だからって言うのもあるんだろうけれど、今回いただいたお料理は、イタリア牛でも十分に美味しく作れるものばかり・・・
せっかくの和牛なのに、特徴が生かされていなくて本当に残念でした。
最近、「和牛」がイタリアでも出回るようになったけど、まだまだその良さや、特徴を生かした食べ方を知らない人が多いわよね。
次回があるなら、黒豚ベースのお料理だけを頂きたいぐらい
でも、諸々の件を考えたら、絶対にもう次はないけどね