イタリアのフラッグ航空会社アリタリア航空が、10月14日でなくなるらしい。
++長文になってますので、ご了承下さい++
経営悪化が話題となって、既に14年以上
破綻させるかと思いきや、当時の首相のお友達グループに分割したり、抜本的な改革をせずにきたのだから、当然の流れだけど、また国が多額の資金を投入する
ただしこれ今回は、かなりのリストラ、路線削減を行い、新会社は、ITA(イタ)となるらしい。
運行路線は、利益優先で決定するらしく、今のところ、ローマ〜東京羽田線は、継続予定だとか。
是非ともこの機会に、抜本的にハードはもとより、ソフト、つまり、人、モノ両方含めてのサービスの見直しを計って欲しいと思う。
まず機材のメンテナンス
何度か、酷い目にあってます

食事が不味いとか、CAの愛想が悪い、サービスが悪いのは、列記するまでもないお約束ごとなので書き連ねません





特筆すべきは3つ
いずれもローマ〜東京間のフライトでの出来事
その1
東京発ローマ行のエコノミー席
座席のリクライニングゼロ
リモコン全く機能せず
CAにクレームしたら、最初のヤツ、コトもあろうに
「こういう席です!」
と言い放った

次にクレームしたCAは、キチンと対応してくれたけど、その日は生憎の超満席、12時間背中真っ直ぐの状態で座ってるしかなかった

その2
東京発ローマ行のプレエコ席
機内のエンタメシステムが、座席クラス問わず、全てが全く機能せず
フライトの最後の方で一人のCAが説明してくれて解ったのは、エンタメシステムは日本製で、メンテナンスは日本でしかできないらしく、イタリアでは修理できないらしい

この時、幸い本を持って乗ってたので時間を潰せましたが、何も持ってなかったら、機内で眠れないワタシは暴れてたかも

その3
ローマ〜東京往復のビジネス席
一応、座席はキチンとフラットになったし、エンタメシステムも機能してたけど、このアメニティに絶句





往復とも、デジャブか?と疑うぐらい、全く同じモノが配られました

確かコレが2017年
それまでは、ビジネスはフェラガモ、プレエコはフェレッテだったアメニティが、この年ブルガリとは噂に聞いていて、乗って、配られたのがコレ



フルサイズのオーデコロンに、めっちゃ安っぽいポーチ

中身もソックス、アイマスク、耳栓ぐらいしかなかったと思う。
思わず、目が点になりましたよ。
機内でコレを使えというのか?それとも、お土産にどうぞという意味なのか?
ワタシは往復とも、お土産に加えて、お友達にそれぞれあげましたけどね

他社のアメニティ、航空会社により色々ですが、大体こんな感じのポーチに色々入ってます。
特に特別感はないけど、上の

黄緑よりはまだ許せる

ちなみに左上の白のフェレッテのポーチは、確かその前の年のアリタリア航空のプレエコのアメニティが入ってたポーチです。
コレの方がまだマシですよね

チャイナエアラインのポーチは普通に売られてても良さそうなポーチでした。
オットが、普通にモノ入れに使ってます

個人的には、中身に保湿クリームに、ハンドクリームやリップクリームなど役立ちアイテムが入っているとポイントが高いですね。
エールフランスのクラランス、キャセイ航空のジュリーク、チャイナエアラインのラネイジュはとてもパフォーマンスが良く、その後、商品を購入してます

こういう経験をワタシが語るので、オットと一緒に旅行する時には、イタリア人のくせに
アリタリアは嫌!
と拒否します





国内線など、アリタリアしか飛んでない区間や、代案はローコスト航空会社しかない区間以外は、乗りたくないと言い張ります。
まぁ、理解できるけどね。
あと、アリタリア航空はマイルを貯めても、特典航空券の旨みが少ないんです。
いい時間帯のフライトを、かなり高く設定したり、出さなかったりするので、マイルを貯めるのも大分前に辞めたんです。
乗るときには、同じスカイチームのエールフランス・KLMのフライングブルーで貯めています。
ちなみに、昨年、アリタリアのコールセンターから、
今の間に、マイルを買っておきませんか?
と営業がありました

コロナで減収になったから、苦肉の策だったんだと思います。
気の毒だけど、もちろん買いませんでしたよ。
キチンと丁寧に、上に書いた
サービスの低下や、他のアライアンスのマイレージの方が有利なコトも説明して、お断りしました。

会社が変わっても日本への直行便を飛ばす唯一の会社なので、コレを良い機会にして、是非、サービス向上して欲しい。。。けど、所詮イタリア人の経営する会社だから無理よね、きっと。
