8月19日(火)に
保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会が開かれました。
①
川口市高齢者総合福祉センターサンテピア及び
川口市心身障害福祉センターわかゆり学園等の今後について
②
「川口市立医療センター経営強化プラン2024-2027」の評価結果について
上記2件の報告がありました。
今回のブログでは①について書きます。
①は、5月の特別委員会の続きの話なのですが
8月は
建物の老朽化を踏まえて事業を見直し
民間業者でもできることは民間業者に任せてようと
事業を縮小・廃止していこうとしている
サンテピアとわかゆり学園の話となっており
「きじばと」や「さざんかの郷」については
現時点では話は進んでおらず5月の話のままのようです。
(1)川口市高齢者総合福祉センターサンテピア内
特別養護老人ホーム等の見直しについて
サンテピアは6階建てで
①ケアハウス(定員50人)
②養護老人ホーム(定員50人)
③特別養護老人ホーム(定員100人)
④ショートステイ(定員20人)
⑤デイサービス(新郷れんげそう)(定員50人)
⑥新郷地域包括支援センター
⑦新郷居宅介護支援事業所(ケアマネ事業)
が入っています。
色付き文字のところが今回の話題になっているところです。
それぞれ市内にニーズのある事業であり当面は継続するものの
民間事業者でも運営が可能な事業として
公募により民営化する方針です。
(保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会 資料1より)
特別養護老人ホームは
サンテピアの現入所者を受け入れてもらうため
用地、施設を自前で用意したうえで事業運営を行う業者を公募するそうです。
公募にあたっては
建設費の低廉、運営の効率化を図るため、参加する民間事業者が
すでに運営している他の入所施設等との集約化など
民間事業者により多様な手法による参加を可能とし
今後の川口市のモデルケースになるような事業者を選定するそうです。
私は、用地も施設も自分で用意してくれる業者なんて
公募しても応募ゼロになるんじゃないかと心配したのですが
お問い合わせは幾つか来ているそうです。
養護老人ホームとケアハウスは
規模を縮小し公募により民営化し
現入所者は移転してもらうそうです。
私は、今いる入所者や職員さんに説明はしているのか質問しました。
入所者に対しては新しい事業者が決まってからで
まずは職員に説明をするそうです。
職員一人一人に意向調査のアンケートを行い
それを踏まえて面談するそうです。
他の委員も質問していて
特養の職員さんは退職金がきちんと出ることが分かりました。
丸ごと雇用してくれるような公募条件にはしておらず
今のところ受け入れ人数は決まっていないそうです。
今後の流れは
- 介護保険運営協議会において公募の実施について審議
- 公募の実施(日程未定)
- 公募結果について、介護保険運営協議会において審議の上、事業者を採択
(2)川口市心身障害福祉センターわかゆり学園内の
児童発達支援センターの見直しついて
わかゆり学園の児童発達支援センターは
親子で通園する児童福祉施設です。
障害児の健全な発達において
地域の中で中核的な役割を担っている機関であり
川口市で担うべき施設といわれています。
しかし今の建物では1階に子どものスペースが有り
その奥に成人の心身障害の方々のスペースが有り
成人と子どもが接触しやすくトラブルが起きやすいので
子どもの施設を分離し移転するそうです。
そして
多世代交流施設を差間の市所有施設に新設し
児童発達支援センターを合築するそうです。
(保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会 資料3より)
児童発達支援センターの子どもたちは
建物の導線上で分けられており
大人と衝突するおそれはないそうです。
私も他の委員も
なんだかよく分かっていなくて
特に「多世代交流施設」って何??となり
幾つか質問が出て、回答をもらって分かってきました。
多世代交流施設とは
世代や性別、障害の有無などの属性にかかわらず誰もが利用でき
交流する場としてコミュニテイを創出するものだそうです。
市民がフリーで会議やスタジオなど多目的に使えるそうです。
公民館のような社会教育機関ではなくコミュニテイセンターに近いとか。
他市にある先行事例を挙げてもらうと
3つ施設の名前が挙げられました。
その場に居た人は皆
施設の名前をメモしながら「ふーん」ってなっていました。
先行事例があるなら大丈夫なのかなーってな感じで
話が終わりました。
(保健医療・子ども家庭支援等福祉対策特別委員会 資料3より)