今年の1月3日に火災があった朝日環境センターでは現在、
他自治体にごみを振り分けつつ、施設の復旧計画を進めています。
本来なら収集したごみを環境センターで焼却するのですが
今は焼却することができないので
市内から収集したごみを環境センター内で
青いコンテナに入れて
受け入れ先自治体に運ぶようにしています。
6月26日27日に市議会議員向けに
ごみピットの視察日程が設けられました。
共産党川口市議団は27日に全員揃って視察に行きました。
ムッとする空気の中
およそ2100トンのごみを溜めることができるごみピットに
年末年始のごみが入っていました。
壁に当時のごみの量が分かる跡がついていましたが
火災でゴミの内側から焼けたので
ごみの高さが2メートルほど下がっていました。
火災当時はNo.1ごみクレーンが運転中であり
火災の熱により梁も桁も下がってしまい全損となりました。
取替えが必要なので大型クレーンを使えるように天井を一部外し
雨や匂いを防ぐために手動式の開閉天井にして作業するそうです。
ごみの匂いを抑える為
ごみに大量の消臭剤を大砲のような機械で噴射します。
爆音とともに液体消臭剤が発射され白い霧に見えました。
今後の火災事故防止対策には
発火監視装置を熱で察知するものに替えます。
また手動であった放水銃を自動の物に替えます。
新しい放水銃は特注のため設置まで18ヶ月かかるそうです。
8月下旬に
比較的損傷の少なかったNo.2ごみクレーンが復旧する予定で
消防による現地調査が行われた後9月から
ごみピットに残ったごみを焼却していき
10月にはごみ収集車の受け入れを一部再開し
来年3月にはごみクレーンが2基とも復旧し
通常運転を再開する見込みです。
復旧作業の為に
10月から3月まで大型クレーンが環境センター内に置かれます。