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日本共産党埼玉県南部地区では

暑くてたまらない8月に部屋の中で勉強しようということで

党や社会情勢等をテーマに勉強会を数日行う

「地区党学校」という行事があります。

 

自由参加で申し込み制で

だいたい1日1コマ2時間半くらいで

テーマと講師は毎回違います。

 

8月19日は地区党学校1日目

「綱領から世界と日本の平和的未来を考える」講義に参加してきました。

講師は平和委員会の二橋元長先生。

たくさん資料を用意して情熱的に語ってくださいました。

 

 

 

政党や団体などの方針や政策など基本的なことを書いておく
「綱領」
2020年に日本共産党の綱領が一部改訂されました。
改訂の動機は
中国が文化大革命でおかしくなってしまったので・・・
文革の後に仲直りはしたのですが
中国やソ連は失敗例なのだと。
日本共産党は中国やソ連とは違う
本物の社会主義を目指していく!としました。
 
第二次世界大戦後、世界は植民地体制が崩壊し
100を超える国々が政治的独立を果たし主権国家になりました。
構造的変化が起き、世界の力関係も大きく変わりました。
国連で大国の横暴が断罪されるようになりました。
 
大国は「核兵器を持っていると攻められない。必要悪だ」と
核実験を世界各地でおこなっていました。
その結果、放射能で苦しむ人々が世界中に増えてしまいました。
 
「ヒバクシャ」というのは世界中で通じる言葉になり
広島や長崎のように戦争による「ヒバクシャ」は「被爆者」と書き
核実験による「ヒバクシャ」は「被曝者」と書くそうです。
 
「爆」と「曝」
この違いは今まで知りませんでした。
 
ビキニ環礁で日本の漁船「第五福竜丸」が被曝したことにより
「原水爆禁止世界大会」が始まりました。
 
日本人はハッキリと「核兵器を無くそう」といいますが
ほかの国々は「凍結」や「コントロール」すればいいという程度
にとどまります。
 
核兵器が他の兵器よりもタチが悪いのは
爆発して終わりではなく放射能という毒をふりまいて
何年も何十年も経ってから人間を病死させるという所です。
 
日本の被爆者が頑張って
こんな非人道的なことを許していていいのか!と訴えていき
核兵器を無くさなければならない!という世論が高まっていきました。
そして
非核兵器地帯宣言が世界各地で行われました。
(核兵器をもちこまない、核実験をさせない)
南極から宇宙の平和利用まで決まりました。
 
核兵器はだいぶ減りました。
しかし1発でも使われてしまえば大変なことになります。
そこで核三原則ができました。
 
核兵器を持っている国は核兵器を増やさない。
核兵器を持つ国を増やさない。
核兵器を使わない。
 
そして、つい最近ですが
2021年「核兵器禁止条約」ができました。
 
核兵器の開発禁止
核実験の禁止
核兵器の製造禁止
核兵器の備蓄禁止
核兵器の移譲禁止
核兵器の使用禁止
核兵器の威嚇使用禁止
 
この条約に68カ国が批准しましたが日本が入っていないのですーーー
条約に不参加なのですーーー
 
日本は異民族に支配を受けていて
その自覚もなく市民革命も起こせていない・・・
 
革命を成し遂げて植民地から脱却した国々は
小国であっても大国にシッカリと自分の意思を示します。
日本はまだその域に達していないのでした。
 
頑張らないといけないです。