7月7日に南平幼稚園に共産党川口市議団で視察に行きました。

 

幼稚園といえば学校法人が運営している私立が多いですが

南平幼稚園は市内に2つある市立幼稚園のうちの一つで

元郷中学のすぐ隣りに建っています。

 

 

幼稚園では園長先生が案内してくれました。

園長先生はワクワクするような話し方をする方で

楽しく仕事をされている感じが伝わってきました。

 

狭い入り口を通ると開けた中庭があり

ちょうど七夕の時期だったので大きな笹が飾られていました。

 

 

3歳の子が笹のもとに集まって先生と遊んでいました。

3歳は先生と遊んで徐々にお友達と遊んでいくそうです。

 

お部屋で資料をもらって色々教えてもらいました。

南平幼稚園は今年で48年目

今現在、3歳から5歳まで42人が通園しています。

教職員は全員女性ですが

警報装置が至る所に設置されていて

ボタンを押すと隣の元郷中学校から男性職員が

3分で駆けつけてくれるそうです。

 

 

安全面には力を入れていて

毎年表彰を受けているそうです。

 

 

文部省の指針に従って
遊びを通した保育指導を行っています。

子ども達の「やりたい」ができるよう

大人がサポートしてあげているそうです。

 

子ども達は自分で決めた遊びをやって

じっくりと遊んで満足感と充実感を味わうそうです。

 

 

みんな音楽が好きで

園内にフルート奏者やマリンバ奏者を呼んで

本物の演奏を間近で見たあと

自分たちで楽器を作ったりしたそうです。

 

ホンモノを見たあとに工作したり絵を描いたり

お家に持って帰るようなものは小さく、1人一個作りますが

合作が主なようで

絵も大きな紙に複数人で描くそうです。

 

 

大きなダンボールで動物の像を作った話を聞きました。

子どもが二人背中に乗れるようなライオンを作りたい!と言うから

ダンボールが凹まないように考えて

ダンボールの中に幾重にもダンボールを入れて

しっかりさせて

ちゃんと背中に乗っても大丈夫な

ライオン像が出来たそうです。

他にも中にはいれるキリン像も作ったそうで

大きなキリン像の胴体に穴が開いていて

子ども達が入っている写真を見せてもらいました。

 

毎月お誕生日会もやっていて

子ども達が相談してプレゼントを用意し

始まりの挨拶や終わりの挨拶も子ども達がするそうです。

みんなで大きくなったことを祝うのだそうです。

 

 

先生方はとても熱心で子どもを怒らずに待ってあげて

子どもにやれば出来ることをやらせてあげるそうです。

支援員さんも担任のしたいことを察知して

常に動いているそうです。

 

 

 

先生方が毎日つけている日報も見せてもらいました。

子ども達をしっかりと見て事細かく記録しています。

だいたい30分で書いているというのに内容が充実していて

ビックリしました。

先生方は通知簿もつけるそうです。

 

写真もいっぱい撮っていて

毎日ブログも更新しているそうです。

 

園内で見る子はみんなイキイキとして

元気いっぱいで楽しそうです。

園庭ではプール授業をしていました。

 

 

園庭にはお遊具があって

みんな砂遊びが好きだから毎年大量に砂を購入するそうです。

夜はシートを被せて衛生に気をつけているそうです。

 

 

プールや園庭を見ていたら教室のカーテンが閉められて

何をしているのかと思えば

暗くして宇宙ごっこが始まっていました。

少し前にプラネタリウムに行ったそうで

カラービニールで宇宙服を作り

積み木を広げて置いて

子ども達は自由に宇宙を漂っていました。

 

 

一人の子が近づいてきて

積んできた花を一輪、くれるかのように

紙でできた宇宙人をくれました。

 

小さい宇宙人を手づかみで

渡すという発想はなかったです。

 

 

 

園内には沢山の絵本がありました。

サポートプランで月に1回司書さんに来てもらって

本の管理や整理をしてもらっているそうです。

貸出もしているそうで

紙芝居を借りて帰る子が多いそうです。

 

 

もうすぐ夏休み、学期末にはみんなで大掃除する予定で

懇談で睡眠の話をして

起きる時間を自分で決めさせるそうです。

 

夏休みには暑中見舞い

冬休みには年賀状を手書きで幼稚園から出すそうです。

「もうすぐ幼稚園始まるよ」って。

 

なんだかトキメキます。

 

 

 

 

以前はこの園も100人くらい園児が居た時期もあるのですが

幼児教育・保育の無償化が始まり

私立を選ぶ家庭が増えたようです。

私立には預かり保育や給食など良い所がたくさんあります。

 

無償化と言っても

私立は入園料が10万円、制服が20万円かかったりします。

公立では制服も無いですし入園料も桁違いに安いです。

 

外国人の子も特別支援の子も受け入れるそうで

2学期から転入してくる子も居るそうです。

 

園長先生は選べるのが良いと仰っていました。

 

保護者の方々は

のびのび育てたい、ゆったり育てたいという方々で

工作用の材料を持ってきてくれたり

とても協力的だそうです。

 

子育て楽しそう。

私はここに通園している子ども達やその保護者さんが

羨ましくなりました。

 

今、川口市には選択肢があるので

多くの人に知ってもらいたいと思います。