単語数: 44,000
ページ数: 176ページ
邦題『コンビニ人間』村田沙耶香著
【本の説明】
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
~原作のAmazon商品説明より~
久しぶりにAudibleに登録して、無料で聴けるタイトルの中から、英語版『コンビニ人間』を聴いてみました。
芥川賞を受賞した作品で、米国〈ニューヨーカー〉誌のベストブック2018に選ばれるなど、世界各国で読まれているそうです。
描かれているのは『普通』に生きる事を期待されて、でも『普通』の生き方ができない、そんな女性のお話です。
「まだ結婚しないの?」
「まだコンビニでバイトしてるの?」
「普通の仕事みつけなよ」
「彼氏つくらないの?」
人の幸せはひとそれぞれなのに、『普通』の価値観を無神経に押し付けてくる人たちの嫌な感じがすごくよく描かれています。
The normal world has no room for exceptions and always quietly eliminates foreign objects. Anyone who is lacking is disposed of.
So that’s why I need to be cured. Unless I’m cured, normal people will expurgate me. Finally I understood why my family had tried so hard to fix me.
日本のお話なのでイメージしやすく、英語も分かりやすくて、英語学習者にもおすすめの一冊です。
面白かった!!
【この本で学べる単語】
defective
self-pity
offspring
など
