Penguin Penguin Readers Level 4

単語数: 11,654

ページ数: 80

CEFR: A2+

イギリス 英語



『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日 』ジョジョ・モイーズ著


世界的なベストセラーMe Before YouGraded Readerをよみました。


 

舞台はイギリス。

カフェのアルバイトをクビになった主人公ルーが新たな仕事として始めたのはウィルの介護でした。

バイクの事故で身体が不自由になり、車椅子生活をしているウィルは生きる意欲を失い、心を閉ざしていました。やがて2人は恋に落ちるのですが、、、


読みながら泣いてしまいました。


この小説は単なる恋愛小説ではなく、身体障害者の尊厳死を扱った重いテーマのお話です。

生きる意味について、尊厳死について、深く深く考えさせられます。


心に残ったのはウィルのセリフです。

Sometimes you are the only thing that makes me want to wake up in the morning.


英語は読みやすいし、ぐんぐん引き込まれて、あっという間に読めてしまいます。


でも、、、

私がこの本を英語学習の教材として高校生に勧めることはないと思います。

それは『尊厳死』がテーマだからです。

この本おすすめだよ、と言って渡した本から、相手がどんなメッセージを受け取るか分からないから。


読んだ後に生きる事について、命について、何時間も何時間も語り合えるような関係なら、この本を一緒に読みたい気もします。

我が家の子供達に勧めるかと聞かれたら、今はまだNOです。


でも大切な問題を提起している物語だと思います。


映画にもなっているみたいです。





おススメ度 ー 



【この本で学べる単語】

wheelchair 

disabled

dignity (この言葉自体は出てこないのですが、)

など