さきの公平委員会の裁決を不服として、市が再審請求した件で。 | ■tomoko blog

■tomoko blog

中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

朝令暮改!個人情報保護&情報公開に関する
市の運用は滅茶苦茶。


9月26日にさかのぼりますが、
市が懲戒免職した職員が、これを不服として公平委員会に申し立てた結果、
停職6か月の懲戒が妥当であると修正された裁決をうけて、
さらに市が再審査を公平委員会に求めました。

その件について同日、私を含む無所属議員3名は、
総務部から資料を提示され、経緯や市の主張などについて説明を受けました。

資料の中に、当事者である職員のフルネームが記載されていたので、
「個人情報がそのままになっているが、これでよいのか」
と私が質したところ、部長がはっきりと回答しないので、
「議員さんなので信頼して提供した」と課長が答えてくれました。

そこで、再度、部長に、
「部長の見解はどうか」と尋ねたところ、部長は
「間違いない」と言い、さらに、
「総務部の公式見解でよいか」と念押しすると、
部長は、「そのとおり、正式な見解だ」と断言しました。

ダメ押しで、
「議員3人が、しっかり聴いたので、後から違うなどと言わないように」
と、クギを指しました。

これまで、情報公開しても「非開示」となり、「議員なのに何故非公開なのか」
という押し問答が多々ありました。
そのたびに「議員でも一般市民でも同じ扱いだ」と説明してきたのに、
市の運用が一転したのは何故なのか?

また、このような個人情報は本来、非開示のはずだが、
市にとって気に食わない個人の情報は提供するのか?
との(少々嫌味な)問いには、さすがに苦笑いせざるを得ないようでした。

ところが!!その翌日、控室の机の上に「差し替え」資料が置かれていました。

「これは何のための差し替えなのか」と総務部の副部長に尋ねると、
「事務的なミスがあったので」という説明。

具体的な内容を求めたところ、
「個人名が消去されていなかったので・・・」とようやく返答。

私は呆れながらも「昨日、市の公式見解を確認しているので、認められない」と告げました。

その後、数日経ってから、課長・部長が、「間違っていました」と謝罪。
「どのような経過で、市の見解が変更されたのか」と質すと、
「情報開示の専門は自分ではない」とか「私の資質の問題」などと
答えにならない答えが返ってきました。

納得できず、市の見解が一夜で翻った理由を文書で回答するよう要請しましたが、
未だ、なしの礫です。

さらに当事者への謝罪はどうなっているのか、と聞いたところ
「その必要はない」
「議員にしか提供していないし、回収したので(問題はない)」と居直り、

議員が当該職員の氏名を知ってしまったことの問題性は
微塵も感じていないようすでした。

市の個人情報保護や情報公開の司令塔である総務部が、
このような出鱈目な運用でまかりとおっていることに、愕然とします。

そして、当然このことは市のトップへ伝わっているはずですが、
「資質のなさ」を認めた管理職が何らかの処分を受けた、
という報告もありませんので、
市のトップを含めて、いい加減さのお手本のようです。


そして、このような市の姿勢を容認し、何も言わない議会も、
問われています。

ああ、あまりにも酷い。
看過せず、しっかり正していかねばと、痛切に思います。