「びわの会」(認知症家族の会)の総会に出席。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

「傾聴ボランティア活動について」お話を聴く

今日の午前中は、関西パステル画会連合展に出展するために作品を搬入。
14日~19日まで、西宮の北口ギャラリーで開催されます。
ど素人の私の絵はさておき、
長年鍛練を重ねてこられた方々や諸先生方の絵は、さすが!です。
今回は約130点の作品が出展されるらしく、見応えがありそうです。

午後からの「びわの会」の総会では、
認知症の方(施設入所)に寄り添い、
「相手の話をそのまま受け止めて、聴く」ことの
大切さや、心がまえなどのお話(「みのお傾聴サークル代表」の伍々勝さん)を
聴きました。

認知症を患い、怒りっぽくなったり、暴言を吐いたり、という行動の背景には
(一般的に)ストレスの元になっている原因がある、と言われています。
このストレスの元を解きほぐすために、
じっくりと傾聴することで、ご本人の気持ちが柔らかくなり、
笑顔が戻っていきます。

このときの”傾聴の極意”は、
①相手の話を否定しない
②自分の意見を言わない
③自分の価値観で判断しない

そして、上から目線ではなく、個人として尊重する姿勢で向き合うことが大事であること、
五感をフル活用して注意深く聴くことが大切。
つまり、聴く姿勢と情緒的一体感が大事だとのことです。


理論としては分かっているのですが、
対象が家族の場合、24時間向き合っているという時間の長さや、
あまりにも理不尽な言動に、
つい、やりきれなくなってしまい、とうとう爆発してしまう、
というパターンもあるかと思います。

なので、時間を区切ったボランティアさんが、
ガス抜きを担ってくれたら・・・家族としても随分とありがたいなぁと思います。

それと、ボランティアの方がストレスを溜めないためには、
多様な人生や考え方があるということに気づき、
視野を広げておく広い心がポイントなのかな、
と思いました。
(講師の方は傾聴ボランティア活動は自分の成長につながる、とおっしゃっていました)

高齢者を個人として尊厳をもって接することの大切さを、
あらためて思い返しました。