「屈辱の日」に「主権回復の日」式典
今日は、午前中は万博公園で開催された「連帯フェスティバル」へ。
午後は知人が出演している「千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会」を鑑賞しました。
ところで、28日は「主権回復の日」ということで、式典が開催されましたが
見方を変えれば「屈辱の日」といえる日。
沖縄が見捨てられ、米国の属国を強いられた日であり、
また植民地支配し、日本へ強制連行し、あるいは日本への移住を余儀なくされた
朝鮮・台湾の人々は日本国籍を失いました。
歴史的な経緯があって定住することになった彼らに、
日本人と同等の権利をはく奪した日です。
日本人として生きることを強制し(創氏改名)、
皇国臣民として戦地へ赴き、戦死または障がいを負った人々や家族に対しても
日本人とは著しく異なる差別待遇をおこないました。
また、在留資格についても然りです。
しかし、マスコミはほとんど報道していません。
(朝日新聞の「声」欄には投書がありましたが・・・)
「自虐的な歴史観」を子どもたちに植え付けるな、
というように自民党や維新の会などの人たちが、さかんに宣伝しています。
しかし、私たちは歴史を教訓にして未来に活かしていかねばなりません。
今もなお、基地問題は解決されず、日々不安な環境下での生活を強いられている沖縄。
また昨今、在日コリアンへのあるまじき人種差別行動が顕著になっているのは、
誤った歴史観が蔓延しているからでしょう。
歴史と向き合い、同じ過ちを繰り返さず、子どもたちの世代につなげたいと
心から思います。