箕面市の公益通報制度について | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

通報処理委員会の動きが見えない「謎」!?

箕面市には公益通報に関する「要綱」が定められています。
法的な拘束力のあるり市の条例や規則はありません。

上位法である「公益通報者保護法」があるので、条例はも制定しないということらしいです。
ところで市の要綱には、公益通報があれば公益通報処理委員会に報告する(第6条)となっており、
報告を受けて公益通報処理委員会は「受理」・「不受理」の判断を行うことになっています。(第8条)

そして通報者には「受理」か「不受理」かの連絡と理由を説明しなくてはなりません。(第9条)
また、受理して調査が必要な場合は、速やかに行い、その連絡・理由説明も通報者におこなうことになっています(第9条、第10条)

しかしながら・・・

11月に市長宅の新築に関して市民から公益通報された件について、
12月議会の追及では、「12月21日に処理委員会を開催した」ことが判明したものの、
受理したのかしないのか、
通報者に連絡を入れたのか、調査の必要が認められたのか、
「一切言えない」とのことです。

理由は「公務員の守秘義務」だそうです。
制度の本旨を理解しているならば、通報者の不利益にならない点を考慮して
上記の簡単な進捗を説明できるはずだと思います。

「隠す」から「なぜ?」と疑ってしまうのですが・・・

もうやがて3か月が経とうとしています。
議会にも通報者から「通報した」という連絡があった訳ですし、
処理委員会に報告するよりも、いち早く議会に弁明をおこなった総務部なのに、

何とも歯切れの悪い対応です。
この通報処理委員会の委員長は奥山副市長です(要綱に記載)

通報の対象が市長であるのに、処理委員は市長と密接な関係にある人たちです(副委員長は井上副市長、ほか教育長、上下水道企業管理者、病院事業管理者、市長政策室長、総務部長、消防長及び総務部超など)

受理されたのかどうかも、調査が進んでいるのかも(内容は別として)明らかにできない、というのはやはり、この委員会のメンバーと市長との関係性にあるのではないでしょうか。


だからこそ12月議会の一般質問で質したように、
やはり第三者機関に委ねるべきだと考えます。

ちなみに、他にも通報があったのではないか、
という噂があったので(インターネットで、そのような情報が飛ぶかっているけれど、
どうなの?という市民からの問い合わせがありました)、
総務に確認しましたが、「ノーコメント」でした。

理由はおなじく「公務員の守秘義務」とか。
この「守秘義務」といい、「資料は開示請求してください」といい、
この間、職権乱用じゃないの?と思える対応が横行しています。
いや、もしかしたら職員さんも本意ではないのかも!?

なんにしても、箕面市の行政の在り方は改革の必要あり!です。
この制度については2月議会でも引き続き、議論します。