17日の市内一斉防災訓練をどのように活かすか? | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

サイレン聞こえない、防災無線の音が割れている・・・ちょっと残念!

17日は、箕面市で「一斉防災訓練」ということで昨年から準備が進められてきました。
でも、地域防災委員会ごとに自治会が主体となって行われたようでしたが、
地域での温度差や、集合住宅が対象外となっていたり、
イメージ通りの訓練だったのかどうか・・・?

この日、市民安全政策課に寄せられたもっぱらの感想&ご意見は、
「サイレンが聞こえない」「防災無線の音が聞き取れない」などという
訓練の始まりのサインが分からなかった、という内容だったようです。

鳴り物入りで設置した高額な無線システムなのに・・・残念でしたが、
これはさっそく検証・改善をおこなっていただけることと思います。

肝心なのは、
自治会以外の防災委員会に参加しているはずの集合住宅の管理組合などと
きちんと連絡・連携がはかれていないかったこと。

「黄色い布を玄関に」を実行していた自治会と、
足並みが揃わなかった自治会があったこと。

もっというと訓練の意義や意味があまり理解されず、
訓練内容、達成目標なども各自治会にお任せで、
明確に設定されていなかったこと。

もっと致命的なのが、17日の訓練の集約に、
2月中旬ごろまでかかる、ということ。

市のご担当者や、防災委員会の役員さん、各自治会のお世話役の方、
地域の消防団や学校関係者、市の地域スタッフの皆さん・・・
などなど非常にご苦労されたと思いますが、

全体的に街をあげての訓練という印象は薄かったというか、
何か盛り上がりに欠けていたように感じました。

私は自宅や事務所の近所を歩いて回りましたが、
あるエリアでは黄色い布が出ていて、自治会の方が1件づつ訪問され、
「ご協力ありがとうございました・・・」というメモを渡しておられました。

また12世帯中、4世帯しかサインがなかったという地域もあったようです。

とにかく、自治会以外は蚊帳の外、というのではなく
次回はもっと明確な訓練目標を掲げて、
いざというときにどのように行動すればよいのか、
リアルな連携や行動がとれるようなものになればと思います。

自治会以外の集合住宅や自治会未加入のひとたちもしっかりまきこんだ
地に足がついた訓練が必要だと思います。
そして災害弱者である障がい者や高齢者、妊婦さんや小さい子どもの誘導をどうするか。
リアルな訓練にチャレンジできればよいのですが・・・


今回は第1回目なので、これをどのように糧として今後に活かすか、
が問われています。