12月2日(金)の文教常任委員会 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

おもな議案審査と議論について

◆「老人いこいの家」(桜ヶ丘・萱野)指定管理者の選定について

・「老人いこいの家」は市内2箇所にあり、それぞれ指定管理者が管理・運営をおこなっています。
 今回、更新にあたり公募で選定がおこなわれた結果、それぞれ前回の指定管理者が再選定され、
 議会は議決を求められました。

・委員会では桜ヶ丘の方が稼働率が高いのに、維持管理費は萱野の方が多額になっているのはおかしいと思う

・非公募でもよいのに、何故公募したのか

などの意見が印象的でしたが、3:1で可決されました。



◆箕面駅前に整備されるステージを文化・交流センターの施設に
 (文化・交流センター条例改正の件)

・どのような管理を行うのか、具体的なことは(料金など管理内容・項目は)未定(検討中)であるので「議会ではいえない」とのこと。管理者だけを先に議決を求めるという、半ば白紙委任を議会に求めるような内容でした。

・市は用途について、
 観光客の休憩
 ストリートライブ
 ラジオ体操
 映画・ドラマの撮影(⇒何で???)
 などと想定していて、活性化につながればよいという位置づけでした。

・クスノキが移設されることになりましたが、ステージの管理ということもあってか、
 この件については委員会ではまったく議論にはなりませんでした。 

・委員会では川上委員から、議決の前に広報紙に記載され、(議会軽視のようなあり方は)「結論ありき」で進められており、おかしい。何故そんなに性急な掲載をおこなったのか?
という意見に対し市は、
早く市民に知らせることにより、問い合わせや意見をもらうことができてその意見をルールに盛り込むことができる、と答弁。
それに対し、そんな性急に広報しなくともよいはずだ。というやりとりがありました。
私もそれは結果論であり、市民の意見を聞くという趣旨があるなら別の方法で意見収集を行うべきだと思います。
そもそも行政は結論がでていないうちは、なかなか情報提供を行おうとしない体質があります。
都合のよいときだけ「市民の意見を聞く」という方便を使ったように思えましたが、
ぜひ今後はこの姿勢を貫いていただきたいものだと思います。
そういう意味ではよい言質がとれたのではないか、とも思えます。

◆補正予算では、待機児童対策や病時保育、とどろみ学園で自校式学校給食が始まる件などについて質疑があり、

◆その他の案件では、
給食の放射能汚染検査について尾上委員がテーマに取り上げました。
ただ、この問題については会派(市民派ネット)内で少し意見が分かれていて、
尾上委員は暫定基準値であっても「検査をする」ことを全面的に評価。

しかし私は「暫定基準値」を給食食材の安全基準にしている点がどうしても納得がいかず、
むしろ暫定基準という超低いハードルで「安全だ」と言い切って市がお墨付きを与えることは、
かえって保護者や市民に安全ではないものにも「安心だ」と思わせることになり、
問題だと考えています。
私は市が、子どもにふさわしい独自の安全基準を設定することと、
出荷停止になった産地のみ、測定するのではなく、
少なくとも関東以北から仕入れる食材は全品検査できるよう整備していくべきだと思います。

★注:市民派ネット会派では、会派内でしっかり議論し、それでも意見が異なる場合は、お互いに尊重し、意見の違いを認め合いながら、共同できる部分で歩調を合わせて活動しています(^^)<12月12日追記しました。