小学校の芝生は全面から部分植え付けに。
校庭の芝生化については、たいそう議論になった経緯があります。
橋下知事の公約だったため、府の事業として初期投資の費用には助成金がつきました。
これを受けて「全面芝生化」に取り組んだ箕面市ですが、
走りにくい、
野球などのスポーツがしにくい、
芝に足をとられて怪我をした、ETC・・・で全面芝生化に反対する保護者の声が続出。
当初、市は校庭を使うのは児童であり、校庭を借りる団体が文句をいうのは筋が違う、
子どもたちが安心して思いっきり走れるから良いのだ、
というような説明をしていましたが、結果的に「部分芝生化」に落ち着きました。
私としては、部分芝生もいいけれど
「緑のカーテン」にもお金を使ってほしかったと、今でも思います。
かつて文教常任委員会で議論しましたが、実りませんでした。
その点、豊中市の取り組みは羨ましい。
今年も学校にゴーやなどの「緑のカーテン」の見学ツアーが、豊中市 公園みどり推進課 主催で行われます。
市民協働で行われている事業です。
地植えもあればプランター栽培もあって、
プランターの場合、深型で十分に根が生えて栄養分がゆきわたるようにすればOKです。
箕面では、プランター栽培ではだめだとか、
先生の負担が増すとか、
効果が得られないとか、ネガティブな理由ばかり並べていましたが、
近隣市の成功事例を研究するという発想は、取り入れられませんでした。
今日のように、連日暑く、エコ化が叫ばれているとき、
「緑のカーテン」は室温を2~3度下げる効果がある、と言われていて
私も実験をじかに体験しました。
さて、朝からとても暑かったのですが、
市、保護者、子どもたちほかの手で芝生の植え付け作業が完了しました。
昨日から教育委員会やみどりまちづくり部が準備作業を行っており、けっこう大変だったと思います。
きっと全面芝生の学校の時は凄かったでしょう。
ただ、メンテナンスを心配する声もささやかれてはいますが・・・
それにしても、箕面は式典にこだわるというか、
来賓に気を遣いすぎだと思います。
子どもたちに向かって話しをしながら、来賓を意識した発言・行動が多く、誰のための芝生化なのか?
と思ってしまいます。
PTAの方々が立っているのに、「来賓」だけが椅子に座っているというのも
かえって居心地がよろしくないと感じたのは私だけなのかなぁ?
もうちょっと堅苦しい「前例踏襲」から解放されて、
柔軟な発想で行動できるようになればよいのにと思います。