「河鹿荘の先行取得」について様々な人々にご意見を伺いました。
市民の方から「河鹿荘で何やら工事が始まっているけど、どうなってるの?」と、
問い合わせがありました。
敷地の奥(東側)で工事が始まっているようで、
おそらく土地の所有者が住居を建設しているのではないか、と思われます。
さて、河鹿荘の雰囲気のある風情を残したい、というのは、
土塀と石垣のことで、家屋部分にはあまり価値がないように思います。
実際に店舗として活用するためには、補強が必要でしょし、建物自体は
耐震工事や内装を考えれば、壊してしまった方がはやいでしょう。
そんななかで、転売やサブリースをしたいという事業者がほんとうに現れるのでしょうか?
市はまったく目処もないのに「きっと見つかる」といいます。
またリース料金の試算もまったくできていません。
6000万円かけて守るのは石垣???
財政が厳しい、厳しいと連発している市ではありますが・・・
ちなみに総務常任委員会では中井議員(自民)は、
「この5,500万、6,000万、費用対効果から申し上げましても、箕面の観光全体を守るためにも非常に有効」と賛成意見を述べておられました。
効果をどのように測定しておられるのか、まったく不明ですが、
「6,000万ぐらいのことで」というふうに、市民の税金だから言えることなのでしょう。
滝道の風情のひとつとして、河鹿荘の土塀や石垣、樹木があることは否定しませんが、
そのほかの景観を阻害するシャッターや、住宅、店舗などは、
景観地区指定を整備しても、立て直さないかぎり今のままです。
なお、事務所に寄せられたご意見の1割は、
「市が買い上げてくれたら、安心だ」というおのであり、
9割は、「とんでもない、けしからん、おかしな話だ」というものでした。