4月の昇格人事で、議員席と向かい合う理事者席にはニューフェイスの面々。
理事者席には、市長、副市長をはじめ各部局長が着席しますが、新顔となった理事者がいつもより少し多いように感じました。
以前は存在感のある部長さんが結構いらっしゃったのですが、「困ったときはこの部長に相談しよう」と皆が期待するタイプの方がめっきり減ってきたように思います。
でもそれを言うと「議員の質」も問われますので、見習うべきは見習い、そうでないものは反面教師として切磋琢磨するしかありません。
さて、5月議会の議案が市議会のHPにアップされています。
http://www.city.minoh.lg.jp/giji/giketsukekka/23-2.html?edit=1
また、追って追加の議案(外郭団体の決算報告など)が送付される予定です。
今回、とりわけ議論が集中すると思われるのは下記の案件です。
●稲の旧清掃工場跡地に建設される多世代交流センターの指定管理者の指定
(養護老人ホーム、老人福祉センター、子育て支援センターの合致施設)
●国民健康保険料金の値上げ
●滝道旧かじか荘(河鹿荘)の先行取得問題
なお、外郭団体の決算報告などの追加議案は、委員会には間に合わず、きちんと議論できません。
以前、私は委員会に間に合うタイミングで決算報告を提出するよう、
外郭団体に求めるべきではないかと提案しましたが
市は「決算はどこでも6月末ごろが常識だ」
「民間の法人なので無理はいえない」
という対応でした。
外郭団体へは、市から補助金や事業委託というかたちで市民の税金を投入しています。
議会は、その公金が意義のある使われ方をしているか、
しっかりチェックしなければならない責任があるのですが、
残念ながらその体制が十分とは言いがたい状況です。
箕面都市開発㈱の件で、担当職員からヒアリングを受けていても
肝心な各事業の実績報告を求めると、
「民間の会社なので、いえない」
「関係者に迷惑がかかる」
あげくには、「しょせん、何でも疑ってかかる議員とは立場が違うので、平行線(で話してもムダ)」
と、職員としての説明責任を放棄するかの発言まで飛び出すありさまです。
担当職員の心情がわからないでもありませんが、
箕面都市開発㈱と箕面市で交わした特定調停には、必要ならば帳票などを精査ができる内容が明記されており、真剣に情報提供の重要性を考えているならば、もっと別の対応になったのに残念でなりません。
職員の立ち位置が問われます。
職員は理事者の政策方針に基づき、行動しなければなりませんが、
「誰のために」と問われれば、上司や市長のためではなく「市民」のためであることを、
もっと自覚していただきたいなぁと、つくづく思います。
そして私たち議員も、「票」を意識して行動するのではなく、
「市民のために最善をつくす」ことを忘れないように。
(ごく当たり前のことなんですが・・・)