今年も「みのおピースウォーク」と「憲法キャラバン」を敢行しました。
どちらも続けることに意義がある、と毎年思いをつないできました。
ピースウォークは、障がい者、高齢者、子どもたち、会社員や教員、平和活動を続けてきたグループや個人、研究者、環境問題を追求してきた技術者など、さまざまな市民が集まりました。
「慰安婦」問題について研究者の立場から提言をおこなってきた人のアピールで、
「憲法98条2項には、条約の遵守について書かれている。日本政府は国際人権規約を守らねばならない」という訴えが印象的でした。
葦原公園で「平和」への想いをリレートークでつなぎ、いざヴィソラへ向けてスタート。
歌や演奏、仮装やシャボン玉、風船とともに、夫々が手作りのプラカードをもって、ピースウォークしました。
信号でご協力いただいた車や歩行者の皆さん、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
また11月3日の憲法公布の日にもピースウォークを計画しますので、
是非、はじめての人も気軽に参加してください。
今回も飛び入り参加してくださった方々、ありがとうございました(^^)
さて、引き続き、13時から憲法キャラバンを行いました。
ヴィソラ⇒千里中央⇒梅田でアピール。梅田には、府内の各地でキャラバン活動をつないできた市町村の議員や市民が集まり、アピールを行いました。
戦後の日本国憲法は<主権在民、人権尊重、平和主義>という素晴らしい理念で、「天皇の赤子」だった旧大日本帝国憲法の理念から180転換したものです。しかし、残念ながらこの憲法の理念が十分活かされた国政、基礎自治体での政策とはなっていないのが現状です。
今年はとりわけ、被災者の方々のケアや復興に向けた多角的な支援、住民の生命・財産を守るという憲法25条の観点から原発というエネルギー政策を見直さざるをえない状況になっていることを中心に、原発禍の住民の早期支援、脱原発などを訴えました。
さらに、憲法11条では基本的人権が明記されています。
この基本的人権は外国人にも尊重されるものですが、橋下知事が在日の朝鮮高校に対して
無償化を適用しないのは明らかに憲法違反です。
また、先日のビンラディン殺害について。「強いものが正しい」と武力制圧を肯定するオバマや
米国民の歓喜は、理解に苦しみます。
暴力と憎しみの連鎖は、根本的な解決策とはなりえない。
利権のために、「正義のたたかい」「テロの根絶」といいながら
一般市民を巻き添えにする殺戮は、到底ゆるされるはずがありません。
日本は日本国憲法を「武器」に平和外交でイニシアチブが図れるよう
世論を喚起できればよいのですが・・・
そのためには、やはり「改憲」はNO!です。
写真は芦原公園からピースウォークに出発するところです。