義務教育の原点は離島にある!?
先日、役員選挙が終わり各委員会の新委員も決まりました。
そこで日程上、12月議会が始まる前の11月19日頃までの期間に、委員会視察へ行くことが多くなります。
さて、例年、各委員会(常任委員会や議会運営委員会)では視察を実行していますが、
この視察費用は公費で捻出されます。
委員の他に、議会事務局と視察目的に関連する部署から各1名の職員さんが随行します。
税金を使って行く視察に「グリーン車はなじまない。市民に負担を強いる一方で議会がグリーン車で視察しているようでは、市民の理解は得られない」と私はグリーン車を使わないよう、訴えてきました。
最初は私ひとりが”頑固に”普通車に乗ったので「規律を乱す人がいる」「事務局に迷惑がかかる」と先輩議員から嫌味を言われ、色々と反対されましたが、
ここ数年はグリーン車を使用しない自主規制が定着してきました。
ちなみにグリーン車を用いる理由は、
「良いコンディションで視察に臨むのは、良い視察を行うために意義がある」
というものでした。
では、「よい視察」とは何か、ですが、
「良い視察」の定義について議会内で議論された記憶がありません。
(少なくとも、私が議員になってからは)
個人的には、
・視察目的が十分達成され、
・視察で得た政策や事業などの取り組みが箕面で活かせる
ことが「良い視察」なのだと考えていますが、
箕面市議会における視察の意味は、委員会視察であっても、
それぞれの委員が個人の活動に活かせることになっているようです。
だから、市の政策に活かせなくても、議員が個人的に得るものがあれば
やがてそれが議会活動に活かせるでしょう、という曖昧な動機になっているのではないでしょうか。
その顕著なものが、今回の文教常任委員会の視察ではないかと個人的に思います。
自分の所属する委員会ではないので、あまり言えないのですが、
同僚の森岡議員から聞くところでは、
「教育の原点は離島にある」とかで、今回の視察は九州の離島にある小学校へ行く予定だそうです。
何故、義務教育の原点が離島なの?
義務教育の原点が知りたけりゃ、夜間中学に行けばいいのに。
離島の学校を視察して、箕面の教育にどのように活かしていくのか、
とても興味があり、報告が楽しみです。
以前の議会改革会議で、他の委員会が行った視察の成果を共有し、議会に活かすために
「視察報告会」の実施を会派から提案しましたが、
今のところ、「視察報告書の公開」にとどまっています。
議会のあり方が問われている昨今、公費を伴う行政視察についても、もう一度議論の余地があるのでは?と思います。
ちなみに、視察場所の決定や目的等、しっかり検討して計画している委員会もありますので、
念のため付け加えておきます(^^)