長かった2月議会が終わりました。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

「緊急プラン」が盛り込まれた2009年度予算が成立。

2月議会では、「緊急プラン」を反映させた当初予算、国民健康保険制度や介護保険制度の料金改定、庁内の機構改革、定率給付金などについて盛りだくさんの審議をおこないました。

当初予算の規模は前年度より約40億円圧縮されましたが、その内容は2008年度には第1中学校の改築、止々呂美小中一貫校の立替償還経費、小野原豊中線の道路改良などの比較的大きな事業が約34億3千万円あったのに対して、2009年度は乳幼児医療費の助成、妊産婦検診助成の拡大、公立学校の耐震対策や中学校のエアコン設置などの主要な施策の規模が比較的小さいため「結果としてたまたま予算規模が小さくなった」というのが総務常任委員会での理事者説明でした。     


まず何よりも問題であると考えるのは、2009年度予算の傾向が「貧困層への配慮に欠ける」という内容である点です。
これは、国保の値上げや奨学金制度の改悪などに顕著にあらわれています。
またその他、「緑」が大事と言いながら、新名神高速道路建設の推進や環境施策に消極的であることなどスローガンと内実が伴わない点、

さらに「財政が逼迫している」という理由で市民に我慢を強いる一方で、彩都の小中一貫校建設については、先行きが定まらないなかで60億円は下らない事業を突き進め、巨額の投資的経費に税金投入をはかる方向性を確定させ、北大阪急行の延伸のために5000万円の基金を積むという、バランスに欠く予算配分となっている点、

そしてその割には、庁内の業務改善のための「業務棚卸」をおこない無駄をなくすための予算措置は一切おこなわれていない点、
などの問題があると考えています。

今回、会派(市民派ネット)から、とにかく将来にわたり多大な負担が及ぶかもしれない彩都の小中一貫校建設については、人口動向を見極めて、より的確な判断ができるよう一旦凍結しようと修正予算を提案しましたが、19:5で否決されました。

これからの箕面の行方を考えると心が痛みます。
なお、一般質問では「女性の視点をいれた防災対策のありかたについて」危機管理や地域コミュニティにジェンダーの視点を盛り込むことについて問題提起をおこないました。