あいにくの天候でしたが、元気キッズと同伴で参加者数は過去最高でした。
今回で連続講座は最終回。NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ関西の大森順子理事を講師に、「子育て」に関する話のあと、いつものようなおしゃべり会をおこないました。
3回の講座にすべて参加してくれた人や、今回始めての方、2回目の方などさまざまでしたが、現在離婚調停中の心境や、離婚後の晴れ晴れとした思い、あるいは対象的にまだ傷口が癒えない悩みなど、お互いに自分たちの経験を伝え、励ましあうなかで、一歩また前へ踏み出せたような感じだったと思います。
講師の大森さんは自らの経験を話しながら「離婚したら子どもが可哀想と周囲から言われ、また自分を責める母親がいますが、離婚してもしなくても子どもにとってはグレる子はグレるし、そうでない子もいます。肝心なのは親が自立し、幸せに生きること」「どんな親子でも、一度は子どもとの確執がやってくる。それは離婚していようがいまいが同じですよ。子育てはひとりではできません。子どもは社会や人との関わりのなかで成長します。子どもにたくさんの経験や人と関わることのできる環境をつくってあげてください」ということばはとても印象的でした。当事者にとっては大きな励みになったのではないかと思います。
厳しい社会・経済情勢のなかで真っ先に影響を受けるのはシングルマザーです。
シングルマザーの経済状況は厳しく、所得は平均の3分の1。真っ先に首切りや雇い止めなどで失職し、うつになる人もいます。生活苦と世間の偏見と闘いながら自分らしく生きようと悪戦苦闘する母親は少なくありません。
夫の経済的・精神的DVから解放され、生き生きとした表情で語る参加者の笑顔がとても爽やかでした。
誰もが自分らしい生き方・選択ができるよう、行政の支援の重要性をあらためて痛感しました。