5日、会派で「緊急プラン(素案)」説明会を開催しました。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

新年早々の夜の会合にもかかわらず、沢山の方々が集まり、活発な意見交換が。

先月公表された「緊急プラン(素案)」については、その存在すら知らない市民が多く、
またプランが出たことは何となく知っていても、中身については分からないという人が大半のようです。
この日は「とにかく概要を掴みたい」という方々のために、急きよ会派で説明会を行うことにしました。
ただ、年末年始を挟んでのことなので、周知が徹底できず、口コミ程度の呼びかけとなってしまったことは反省点です。
情報公開・提供を唱える者としては、大きく反省しなければなりません。

当日までに調べた情報と、市が配布した資料などを基に、私たちが把握する範囲でプランの説明を行いました。
参加者の方々からは、沢山の質問や意見が集中してあっという間の2時間15分でした。

主な意見としては、
●こんなに財政が逼迫するよりずっと以前に、何も手立てを打たなかった責任が問われるのではないか。切羽詰っての急激な治療は、厳しいものがある。
●総論賛成であるとしても、プランに市長の意見や理念が盛り込まれていないものをいきなり提示するのはおかしい。
●900事業の中でほんの1割弱にあたる廃止・見直し案だが、残りの部分がどうなのか知りたい。
●改革には地方自治の本旨である「住民を守る」という視点が不可欠である。
●福祉や教育は削るべきではない。
●市の財政が厳しいことには変わりない。不満はあるが乗り切るための策は必要。
●あまりにも拙速だ。市民への丁寧な説明が必要だと思う。
●前面否定ではなく、このような提案が行われたことは前向きに評価しつつ、是々非々の議論を行うべき。
などなど活発な意見交換がおこなわれました。
しかし、多くの市民は、このプランの存在さえ知りません。
たとえ素案を入手できても、解説がなければ分からない箇所も沢山ありますし、削減策の具体は担当部署で考えていく、とされているものが沢山あるため、何をどのような手段で削減するのかよくわかりません。
そしてもっと全市的な議論に発展するよう、行政も議会も努力が必要です。

今後のスケジュールは、1月16日まで市民意見を募集し、2009年度の予算については17日に最終的に市長が決定を行います。また、引き続き議論を継続し、補正予算や来年度以降の予算に反映させるというものです。
そうであるならば、パブリックコメントの募集は無論のこと、市民に対する説明会や、公聴会など積極的は意思疎通・意見交換の場を設定するよう、市に求めていかねばなりません。

今こそ「ピンチをチャンスに」していくべきで、これを機会に箕面市の将来像について、「公」の役割についてしっかり議論していきたいと思います。