デートDVの問題を考える分科会で。
第三別館(男女協働参画ルームの4階)で開催された7日の分科会には、
若い女性や教員の方々も参加し、熱心に講師の話を聞き入っていました。
意外に知られていないデートDVの実態。
私は一般質問や日ごろの男女協働参画課や市教委とのヒアリング時に
この問題について早期に取りくむことを訴えてきました。
しかし、市や市教委の反応は楽観的で、現場からの声もない、ということでしたが
この日の質疑応答のなかで、中・高校の現場ではかなり深刻な問題であることが報告されました。
教員はさることながら当事者である子どもたちも「何がDVなのか」わからずに、
我慢したり、被害者が自分を責め、どうしようもなく傷ついています。
重要なのは、被害者も加害者も出さないこと。そしてこの問題はできるだけ若いうちから理解できるようにしておくことが大切です。
暴力はあらたな暴力を生み、連鎖となります。
また暴力による支配は対等な関係とはならず、歪んだ人間関係をつくります。
言葉による暴力もDVであり、人の心に深い傷を負わせてしまいます。
DVの問題は、平等・対等で互いを尊重する社会を構築するためにも、
子どもも大人も、とくに教育に携わる人たちは、真剣に取り組んでもらいたい。
また、市教委はもっと現場がかかえる課題にしっかりとアンテナを張り巡らすことが重要です。
今後もこの問題に取り組み、より多くの人たちに知っていただきたいと思います。