教育委員会議を傍聴 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

学力テスト問題に関する市民からの陳情は継続審議に。

本日は決算審査後の定例会。11月4日付けで、市民が提出した全国学力テストに関する陳情書について審査が行われました。

陳情の内容は、全国学力テストがこのまま続けば、子どもたちを競争に追いたて、これまで積み重ねてきた「ひとり一人を大切に」し「なかまと共に」「生きる力を育む」みのおの教育が瓦解すると危惧しており、市教委は「学校ごとの平均正当率は公表しない」としているが、箕面市情報公開条例は行政がもつ情報は原則公開としている。よって、①情報をもつ限り公表はさけられないため、負必要な情報を保有しないよう、調査結果の不必要な情報を返上すること。②文科省に悉皆調査ではなく抽出調査を求めること③2009年度も悉皆調査なら参加しないこと。

以上について文科省に抽出調査を要望していることや、大阪府の動向もみながら継続審議となりました。私も9月議会の一般質問で「今後の全国学力テストの参加は不要ではないか」と不参加を要請しましたので、今後の動向を見守っていきたいと思います。

また、委員会後に恒例になっている意見交換の場で、学力テストの二次報告が取り上げられました。
事務局からは、箕面市の分析は府内では「箕面モデル」と大変評価されていることや、PTA協議会との協力体制をスタートさせたこと、府教委と市の合作リーフレットを、12月24日に保護者全員に配布すろことなどが報告されました。さらに各委員から「ともに学び生きる」こと、特別支援学級などが差別的な扱いを受けないよう、学力テスト優先ではなく、(人権尊重で)今後の指導に活かすようにという要望がありました。また大阪府の”非常事態宣言”にみられる府の施策をどのように市で取り組むのか?という問いに対して、事務局は「是々非々で考え、箕面ならではの教育施策を展開する」と明言しました。

とにかく教育は今が正念場。箕面市教委の良識を信じ、今後の行方をしっかり見守りたいと思います。