11回目の憲法キャラバン。今年は改憲手続き法案の強行可決をめぐる緊迫した情勢のなかで、例年以上に市民の関心の高さを感じました。
「私たちの憲法キャラバン」は大阪府内の女性議員が中心になって各地で市民らと憲法についてリレートークキャラバンを行なうものです。最終の大阪駅前に一同が集まり、この日各地で講演会や集会に取り組んだ団体・個人も参加しました。
箕面市では10時過ぎから箕面5丁目のスーパー前⇒箕面駅⇒ヴィソラ⇒千里中央⇒南千里⇒大阪駅前と繋いできました。
今年は憲法「改正」のための「改憲手続き法案」が衆院で強行可決され、「改憲」準備が着々と進められている状況です。
政府・与党の数の力で、充分な議論や市民の声を尊重するのではなく、現状の実態(イラク派兵)に合わせて憲法の拡大解釈から憲法そのものを変えてしあおうという横暴は断じて許してはならないと考えます。
いつもはビラをなかなか受け取ってくれない若いひとたちが、自ら手を差し出してくれたり、「ご苦労様」と声をかけて下さる高齢の方など、国民の7割以上が「憲法9条は変えないほうが良い」と考えていることの表れであるように思います。
先日、アメリカが@250億円の戦闘機を日本に買わせようとしているという報道がありましたが、
戦後、民主憲法の制定を促した同国は、今や日本の「改憲」を歓迎するという身勝手さに対して
日本(人)はもっと怒るべきでしょう。
とにかくこの約60年間、アメリカの戦争行為に巻き込まれることなく、平和が維持できたのは「平和憲法」のおかげです。
先人の血と涙の末に得た「主権在民」「民主主義」「非戦の誓い」を手放さないためにも、私たちひとりひとりがしっかり意思表示を行なっていくことが大事です。