柳沢伯夫厚労相の失言について | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

あまりにもお粗末な「本音トーク」。

27日の松江市で開催された自民党県議の後援会が主催した集会で、柳沢厚労相が少子化問題について発言した「本音」が明らかになった。
「機械といって申し訳ないけど」とことわり(?)をはさみながら「15歳~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べたそうだ。
会場内で問題が指摘されたり、発言が訂正されたこともなかったとのことであるから、主催者や当人は問題であるとの自覚はなかったようである。

まあ、いまどき呆れ返る発言であることはいうまでもないが、「女は子どもを産む道具」的な前近代的発想は女性の人格や尊厳を無視したものであり、少なからず厚労大臣の「少子化対策」の本音と施策の歪んだ理念を浮き彫りにさせるものとなったようだ。身内の集会でのトークということで、思わず「本音」が出てしまったのだろう。
ともあれ、ご自身の発言には責任をもっていただきたいものである。

なお、この発言についてBBCやAP通信でも配信され、国際的にも「日本女性、子づくり機械と呼ばれる」などとまことに不名誉な(彼らにとっては”滑稽な”)話題を提供することにあってしまった。

日本の良識のゆくえは世界的にも注目されている。