安部政権が承認された、というけれど。
例えば、大阪9区の結果を見れば民主票と共産票を合わせれば、自民票に迫る得票数となっている。
つまりは、「格差社会」「憲法改悪」にNO!という意思表示をおこなった国民が半数はいる、ということ。いや、白けて投票に行かなかった人々を含めるともっとかもしれない。
だいたい「美しい日本」という抽象的な訳のわからぬスローガンに胡散臭さを感じることなく票を投じた有権者がいること自体、不思議な現象だ。
来年の秋には消費税が議論される予定だが、そんな「だまし」のような手口に怒りを感じないなんて、この国の人々はなんとお人好しなんだろう。叩かれても、蹴られても、微笑んでいられるなんて!
勢いに乗った自民党+公明党コンビはいよいよ「教育基本法」を改悪し、「共謀罪」を成立させるに違いない。ますます「格差」が固定化し、ストレス社会が拡大再生産されるだろう。階級分化が広がり、「自分より下があることで安堵し、ささやかな優越感で自分を慰める」構造が蔓延するのではないか。
それにしても、箕面の民主党(+シンパ)議員の罪は大きい。
選挙に際し、有権者に電話して大谷候補への支持とともに「市長リコール」をセットで要請しまくった議員や、大谷候補と2ショット写真を掲載し、同じ紙面上で市長批判を行なうビラを配布した議員などの愚かしい行為の数々が、大谷候補の足を引っ張ったことは言うまでも無い。
そのような短絡的な自己中心的行為が市長を支持する市民の1票を引き出せると考えたとは到底思えない。少なくとも、真剣に大阪9区の衆議院補選の勝利を願って行動する気があったのなら、このような愚かな行為は自重し、逆に市民派議員やその支持層にも真摯に応援を要請したに違いない。
箕面のねじれ現象(国政では自公と対決しているのに、市議会では「自公民」が野合している)と、理念なき政治姿勢が暗黒の時代を引き寄せることとなった。
市民不在のナンセンス政治をさらにこのまま続けるならば、やがて市民の怒りが爆発するのは必至であると思う。
もし1ミリでも政治的良心が残っているならば、本来のあるべき姿を取り戻していただきたいと切に願う。
そして一緒に自公の暴走を止めましょう!!